24Winter THE COAT BOOK

“欲しい”が見つかる!
シーン別・タイプ別・機能別コートカタログ

秋も深まり、コートが必要な季節になってきました。そこで、上質な素材感や丁寧な縫製は当然ながら、
今っぽいトレンド感やタイムレスな魅力があるものなど、今ぜひ手に入れたい新作コートをセレクトしました。
探しやすいよう「シーン別」、「タイプ別」、「機能別」に紹介します。

- シーンから探す

OFFICE

MACKINTOSH PHILOSOPHY マッキントッシュ フィロソフィー

端正なシルエットが上質素材を
引き立てる王道チェスターコート

冬のスーツスタイルに欠かせないアウターと言えば、やはりチェスターフィールドコート。3つボタンの前合わせ、やや広めのノッチドラペル、浅めのVゾーンといったビジネスシーンに最適なディテールを備えた「スタンホープ」は、程よくウエストを絞った構築的なシルエットが際立つ一着。程よい艶感と滑らかさを併せ持つビーバー加工を施したカシミヤ混ウール生地が、クラシカルなデザインにラグジュアリーな雰囲気を加え、見る者を魅了します。

Paul Stuart ポール・スチュアート

クラシカルな雰囲気の中に
武骨さもあるアルスターコート

アイルランドのアルスター地方が発祥とされ、上襟と下襟が同じ幅で、縁に太いステッチが施された幅広の襟を持つコートをアルスターコートと呼びます。こちらはビーバー仕上げのオリジナルファブリックを採用した膝上丈のシングルアルスターで、スーツやジャケットとの相性は抜群。ミリタリーにも見られる襟型なので、さりげなく凛々しい雰囲気を演出できます。微差こそ大差とよく言われますが、ちょっとした襟型の変化で印象は大きく変わるものです。

SANYOCOAT サンヨーコート

急な雨でも動じない強はっ水加工が
頼りになるバルマカーンコート

比翼の前合わせと立体的なカッティングによって、スーツからカジュアルまで合わせやすい、まさに万能型といえるコートです。独自に開発した柔らかく滑らかなカシミヤ混ウール素材に耐久性のあるはっ水加工を施すことで、天候を気にすることなく楽しむことができます。ドライクリーニングを10回繰り返してもはっ水性が持続する特殊加工なので、流行に左右されない普遍的なデザインと相まって、長期間にわたって愛用できます。

CASUAL

MACKINTOSH LONDON マッキントッシュ ロンドン

極上の着心地とトレンド感を
両得できる短丈ステンカラー

今季新たな素材で登場した「ROSLEY(ロズリー)」は、カジュアルに合わせやすいショートレングスとドロップショルダーを取り入れた、ゆったりシルエットが特徴。2枚の布を縫い合わせたリバー素材には高級スーツに用いられるSUPER120’sのウール糸を採用し、軽量に仕立てました。肩の縫い代が当たらず、ブランケットをまとっているかのようなリラックスした着心地で、パーカなどカジュアルアイテムとの組み合わせも上品にまとめてくれます。

LOVELESS ラブレス

仕事も遊びもちょうどいい
分かっている大人のステンカラー

合わせるボトムスやインナーを選ばない汎用性のあるデザインとストレスフリーな着心地。こうしたニーズを満たしつつ、上質感も持ちあわせたコートがこちら。その秘密は、ミシンがけすることで、ハリ感と膨らみが特徴のニードルデク素材にあり。ストレッチが効いた軽量素材で、保温性にも優れています。無駄な装飾をそぎ落としたミニマルデザインに加えて、太すぎず細すぎずのシルエットもシーンを問わず着回せるポイントです。

THE SCOTCH HOUSE ザ・スコッチハウス

機能中わたを兼ね備えた
ロングダウンコート

コートを選ぶ基準はいろいろあっても、ふだんの仕事においても差し支えなく、そして週末も暖かく過ごせるコートは理想形のひとつ。そんな汎用性と高機能を兼ね備えたダウンコートがこちら。普段から愛用しているスウェットやロンT、ジョガーパンツやカーゴパンツを合わせてもスマートに見える現代的なデザインと、落ち着いた表情のウール素材がお洒落な雰囲気を演出。細部までこだわった縫製で軽さを実現し、快適な着心地を叶えます。

- タイプから探す

トレンチコート

TRENCH COAT

塹壕を意味するトレンチは、第一次世界大戦の中で生まれた英国発祥のミリタリーアイテム。雨風寒さから身を守る工夫が数多く取り入れられ、右肩のガンパッチやウエストベルトがその代表的なディテール。数多くの名画でも取り上げられ、ハードボイルドな男の象徴的存在としても知られています。また、モードの帝王ムッシュ・サンローランが、1962年のコレクションにトレンチを登場させて以来、女性の間でも冬の定番服になっています。

スタンドカラー

STAND COLLAR

ボタンやジッパーを使って、喉元まで閉められる立ち襟のこと。元々ジャケットは折り返されているラペルを戻すと喉元まで閉まる仕立てで、その基本的な構造が元になっており、チンストラップなどが付属する場合も多くあります。近年はジッパーを使ったミニマルかつモードなデザインも人気で多様なバリエーションから選べます。首元をすっぽりと覆うため防寒性に優れ、マフラーやストールがなくても暖かく過ごせるという利点もあります。

ダウン

DOWN

水鳥の羽毛のことをダウンと呼び、主にガチョウとアヒルの胸の部位が用いられます。胸以外の羽毛が使用されている場合はフェザーと呼び、ダウンとは差別化しています。元々はアウトドア製品に用いられていた素材ですが、90年代以降は幅広くファッションアイテムとしてコートにも使用されるようになりました。動物愛護や環境保全の観点から、化繊の中綿が用いられることも多くなり、その場合はパファージャケットと呼んでいます。

ステンカラーコート

BALMACAAN COAT

上襟だけのシンプルなコートを日本ではステンカラーコートと呼びますが、その出所は実は明確ではありません。スタンドフォールカラーという英名が訛ったものだという説や、フランス語の支えるという単語が語源であるという説がありますが、厳密にはバルマカーンコートが正しく、スコットランドの地方名にちなんでいます。上襟だけで比翼の前合わせがデザイン上の特徴で、セットインスリーブとラグランスリーブのどちらかがが用いられます。

キルティング

QUILTING

7世紀以降の十字軍の遠征によってヨーロッパに伝わったとされる、中綿入り生地の総称。世界各地で見られる防寒用素材で、さまざまな色柄・素材が存在しています。現在広く普及しているキルティングコートの元になっているのは馬用のブランケットで、格子状にミシンがけがなされているのが特徴で、これは中綿の偏りを防ぐため。軽く防寒性に優れていますが、雨に濡れると乾きにくいという欠点があり、その多くは撥水加工がなされています。

チェスターコート

CHESTERFIELD COAT

数あるコートの中で最もフォーマルかつ歴史あるデザインで、その原型は英国貴族が愛用していたフロックコートとされています。第6代チェスターフィールド伯爵が流行させたことから、その名が付けられました。スーツやジャケットの上に重ねて着用することが前提で作られており、シングルの場合はノッチドラペル、ダブルの場合はピークドラペルが採用されるのが一般的で、基本的に膝丈となります。ビジネスはもちろん冬のセレモニーなどでも活躍します。

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