素材にこだわりを持ち一切の妥協を許さないEPOCA UOMO。着心地を重視しながらも、他のブランドにはない個性を表現するために、生地メーカーと打ち合わせを繰り返し、オリジナルで素材を開発していく。定番アイテムでもシーズンごとにアップデートを重ね、常に進化を続けている。今回は特にこだわりを貫いた3アイテムをご紹介。
ナイロンリップストップダウンブルゾン
世界に誇る合成繊維の産地として評価されている北陸の小松マテーレ社のリップストップ生地を使用。リップストップ生地とは、20デニールの細いナイロン糸を使って格子状に織り上げた薄さと柔らかさが特徴で、格子状に織り上げ、RIP(裂ける)ことをSTOP(止める)という名の通り、強度があるのでアウトドア用品でもよく使用されている。
ダウンアイテム向けの薄いナイロン生地はインクが滲みやすく、繊細な処理加工が必須。そこで今回のダウンには『モナリザプリント』を採用。モナリザとは、画期的なデジタルプリント技術で1,670万色に及ぶ色数と、それをコントロールする高度な技術により、これまでにない鮮明度とカラーバリエーションの表現が可能。世界最高クラスの技術によって作られた意匠性高いダウン。
BLOUSON ¥97,900
クランククルーネックニット
アセテートとナイロンの複合糸を使用したニット。アセテートは軽く、清涼感があるが、強度が弱く、伸縮性も乏しい。一方ナイロンは強度が強く、伸縮性に長けていて柔らかい。この2種類の糸を絶妙な条件で複合させ、ナイロンを芯に、アセテートを表面にすることで、ナイロンのストレッチ性と強度と柔らかさ、アセテートの清涼感と軽さをを併せ持った糸を完成させた。
この糸はストレッチの効いた丈夫な糸だが、色によって度目差やサイズ差がでやすいというデメリットがあるので、通常ではあまり行われない色ごとに編み機調整を行いサイズ管理してそのデメリットを解消。また複雑な柄のため、編み時間が非常に長くかかる。通常1本~2本の糸で編まれるニットだが、このニットは4本の糸を使用して編んだ、糸から縫製まで手間暇がかかっている。
KNIT ¥39,600
2WAYストレッチコーデュロイパンツ
EPOCA UOMO秋冬の定番の1本。タテヨコに伸びるコーデュロイ素材の裏起毛は起毛の際にタテ糸まで切ってしまう可能性が高く、糸切れした部分は肌触りが悪く、表面に傷ができてしまうため、非常に慎重な加工を施す必要があり、高い技術を要する。今シーズンよりタテ糸は双糸加工して糸の強度を増すことにより糸切れを防止。今まで以上の暖かさと2WAY方向に伸びるストレッチでより快適な履き心地にアップグレード。