【Paul Stuart 2024 SPRING&SUMMER COLLECTION】 ─メンズディレクター鴨志田康人が語る、2024年春夏シーズン─ 「軽装でもエレガント」~1920年代のリヴィエラスタイルに見る洒脱な男たち~
これからお客様のお手元に届く、ポール・スチュアート2024年春夏コレクションのカタログを、ディレクター自らが解説する恒例企画。
メンズのディレクションを担当する鴨志田康人は、「今シーズンのテーマは、FRENCH RIVIERAです。デザインにはアメリカンクラシック的な要素がベースにありますが、色使いや色合わせで、フレンチぽい匂いを香らせています」と、“今の時代のクラシックな装いの楽しみ方”を語ります。
Photo. Yoshimi Seida / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN
【Paul Stuart Men’s SEASON DIRECTION】FRENCH RIVIERA
ポール・スチュアート メンズ2024年春夏コレクションでは、リラックスとエレガンスを両立させる術を、1920年代の“リヴィエラスタイル”に見出します。
1920年代、欧米のセレブリティーや文化人、芸術家たちの社交場であった地中海沿岸のリヴィエラ――当時のリゾート地における優美なファッションに着目しました。
第一次世界大戦後、好景気に沸いた大量消費時代が到来しますが、リヴィエラからコートダジュールにかけての地中海沿岸は、都会の喧噪から逃れてこの地に安住を求めてきた、特にアメリカ人が、開放的で優美なスタイルに身に包んでボヘミアンな生活を満喫していました。
ポール・スチュアート メンズ2024年春夏コレクションカタログより
温暖な気候に適した素材と、アールデコ特有の色使いと幾何学装飾が絡み合い、上品で寛いだ、エレガントな“リヴィエラスタイル”は、リゾート地での開放的なスタイルでありながら、エレガントに装う当時の人々のスタイルに、今の時代が求めるムードを感じます。
堅苦しいドレススタイルから少しでも解放されたい都市生活者に向けて、もしくは、デイリーユースな服に食傷気味な、お洒落な男たちに歓迎される、ポール・スチュアート流のリヴィエラスタイルをお届けします。
クラシックは、リアリティと、今かっこいいと思えることが大切です
―今シーズンのテーマはFRENCH RIVIERAですが、今回のカタログ撮影には鴨志田さんの思いが強く反映されていると聞きました。
ポール・スチュアートならではのアメリカの「リゾートスタイル」を提案したいと思い、ロケ場所にこだわりましたが、撮影当日は天候に恵まれて、とても良い写真が撮れました。
―降り注ぐ光がとてもきれいですね。
テーマに合わせてリヴィエラやコートダジュールには行けませんが(笑)、リゾート地の開放感やコロニアルな建物のもつレトロ感など、うまく表現できていると思います。
ポール・スチュアート メンズ2024年春夏コレクションカタログより
―カタログをめくっていくと、テーマが示す空気感や気持ちよさ、春夏シーズンらしい軽さも伝わってきます。
昨年後半から旅行など余暇の過ごし方が戻ってきて、ポール・スチュアートらしい余暇の過ごし方をポジティブに捉えました。1920年代のいわゆる狂騒の20年代、“ローリングトゥエンティーズ(Roaring Twenties)”はさまざまな映画や小説などで描かれていますが、アメリカ人が欧州リゾートにこぞって遊びに行っていた時代で、そこに素敵なスタイルとリアリティを感じました。
スタイリングのキーワードは「軽装でもエレガント」。軽やかに装うことが時代感
―今シーズンのキーカラーを教えてください。
カタログにも登場している「バニラ」です。ポール・スチュアート流のリゾート感を表現する色で、バニラのトップスに白のワイドパンツを合わせるとバカンス感がグッと高まります。バニラは黒も合うので、街ではグレーや黒のボトムスを合わせると、とても今っぽいコーディネートになります。同じように、「サンドベージュ」も注目してください。
―バニラに白のスタイリングは、まさにFRENCH RIVIERAですね。
ポール・スチュアートの役割は、ドレスでもカジュアルでも時代感を纏うことで、いわゆるクラシックなモノは重いですが、それをいかに軽やかに見せるか、作るかが重要です。今の時代は、軽く装うことが気分ですね。
―カラーではもう一つ、トリコロールも新鮮ですね。
フレンチトリコロールはどこか制服感がありますが、今シーズンは“かっこいいトリコロール”を描きました。フレンチテイストが入ったアメリカンクラシックの表現として、スカーフのようなアクセサリーを上手に使って、時代感や気分を取り入れてみてください。
ポール・スチュアート メンズ2024年春夏コレクションカタログより
鴨志田康人ディレクターからお客様へメッセージ
ポール・スチュアートのお客様は、ビジネスでは緊張感あるスタイルを装っていらっしゃいます。今回、テーマをFRENCH RIVIERAに設定したのは、リゾートスタイルでお洒落ができるワードローブで、全身でスタイリングを楽しんでほしいし、皆さんにもっと弾けてもらいたいという思いがあります。
上で紹介したキーカラーや装い方以外に、アウトドアでのパーティーシーンに着てほしいタキシードや、リネンのスーツなどもぜひ店頭でご覧ください。
Paul Stuart 青山本店で、2月17日(土)JAZZ CONCERT開催
ポール・スチュアート青山本店にてJAZZ CONERTを開催いたします。サックス・ギター・キーボード・ベースによる演奏をお楽しみください。フレッシャーズの方だけではなく、どなたでもご利用いただけます。
< Quartet>
14:00~14:30
15:00~15:30
< Duo> ※サックス・キーボード
17:00~17:30
18:00~18:30
ぜひこの機会にご来店ください。
詳細はこちら
ポール・スチュアート青山本店「VIOLIN RECITAL」開催中
毎週日曜日にポール・スチュアート青山本店でヴァイオリン リサイタルを開催しています。プロのヴァイオリニストをお招きして、14:00~14:30と15:00~15:30の2回の演奏を行います。
2月18日(日)はヴァイオリニストの森岡 ゆりあ(もりおか ゆりあ)さん、2月25日(日)はヴァイオリニストの山川 絢子(やまかわ あやこ)さんが登場します。
開催中は、ドリンクの無料サービスもございますので、ぜひご来店ください。
詳細はこちら
ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00 ※同一テーブルでの会食は4人以内
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。