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Dress Tee Shirts ジャケットのインナーにふさわしい「Tシャツ」

ポール・スチュアートが考えた
ジャケットのインナーに
ふさわしいTシャツ
ポール・スチュアートの 「 Dress Tee Shirts 」

ブランドのアイデンティティ
「スーツ」を担当する二人が企画
テーラードジャケットの
考え方を移植したTシャツ解説。

  • 佐藤浩之さん画像

    佐藤 浩之 (さとう ひろゆき)

    ポール・スチュアート メンズ チーフデザイナー

    1972年仙台市生まれ。学生時代はパリに留学、その後、約25年に渡ってアパレル業界でメンズデザイナー、メンズ&ウィメンズのブランドディレクターの経験を経て、2019年に株式会社三陽商会に入社。以降、ポール・スチュアートのメンズ部門でチーフデザイナーとして、商品企画の責任者を務める。

  • 西原佑太さん画像

    西原 佑太 (にしはら ゆうた)

    ポール・スチュアート メンズ テーラードパタンナー

    1994年福岡県生まれ。服飾系の専門学校卒業後、2016年に株式会社三陽商会に入社。複数のメンズブランドを担当しており、特にテーラードアイテムを得意としている。年齢は若いながらも、休みの日は勉強のためにジャケットを縫製していたり、テーラードパターンへの熱意溢れる姿勢は、周囲からの信頼も厚い。

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特殊設計の
襟デザインに注目

ジャケットを着た際に、ジャケットに皮脂汚れが付きにくいように、後ろの襟の高さを極端に高く設定。ジャケットは、家庭洗濯が難しかったり、着用後毎回クリーニングに出したり出来ないので、インナーで皮脂汚れが付きにくいように出来ると清潔に過ごせます。

また、一般的なTシャツは、横に長い楕円形に作られることが多いですが、ポール・スチュアートのTシャツは、人間の首周りの形状に合わせた、正円に近い設計をしています。ネックラインのサイドにしっかりフィットし、着心地の良さとジャケットを着た際に重要な、前身のだぶつきを防いでいます。

特殊設計の襟デザインに注目 特殊設計の襟デザインに注目
佐藤浩之さん
point

リラックスなファッションとは、ゆったりシルエットであることではありません。着ている人が、リラックスできることが重要です。また、襟周りが大きく開いているとカジュアルな雰囲気に見えたり、だらしなく見られてしまう可能性もありますので、特にジャケットのインナーには、ネックラインの綺麗なTシャツをお勧めします。

着用シーンを想像した
前振りの袖

ラグジュアリーシャツの仕様で代表される、袖の前振り縫製。緻密なパターン設計によりTシャツでありながら袖の前振りを実現させています。日常生活では、デスクワークを中心に腕を前に出すことが多いため、それに沿わせた袖となっています。人体の構造に合わせた設計をすることで、着用感の良さを実現しました。

着用シーンを想像した前振りの袖
西原佑太さん
point

テーラードジャケットに相性の良い、袖が前振り設計のTシャツ。普段は、アウターとなるスーツやジャケットを設計していますが、その考え方をインナーのTシャツに移植してパターン(型紙)を引きました。着用感の良さ、シルエットの美しさを実現できたと思います。

すっきり見える3面構造

通常、前身と後身の2枚で縫製するTシャツを、細腹(さいばら)と呼ばれるサイド面をつくることで、身体に合わせた3面の立体構造を実現。細腹があることで、前から見たときにすっきり見える点も嬉しいポイント。

また、ジャケットの構造に倣って、前身をコンパクトに、後身(背幅)を大きく取っている点が特徴。通常、前身と後身の大きさが同じTシャツですが、そうすることですっきり見えつつ着用感が良くなります。

すっきり見える3面構造
西原佑太さん
point

テーラードジャケットの特徴として人体構造に合わせたパターン設計があります。それをTシャツの各部分に落とし込み、ジャケットと親和性の高いシルエットを目指しました。すっきりとした見た目と着用感の良さの両立を意識しています。

ポケットに手を入れた際の
エレガンス

サイドスリットを配置することで、ポケットに手を入れた際にも、エレガントに見える設計。ジャケットイン想定のTシャツということもあり、少し短めの着丈設定にしており、ジャケットのフロントからの見え方を、細かく調整しています。

ポケットに手を入れた際のエレガンス

新しいポール・スチュアートの
アイコン

左裾に、ブランドアイコンの刺繍を配置。2021年から使用している新しいブランドアイコンで、Paul Stuartのイニシャルを、ダイヤモンド形(菱形)にデザインしたもの。メンズの日本におけるディレクター・鴨志田 康人氏によるデザイン。シャツをメイドトゥメジャーした際に、イニシャルを脇腹に配置する事が多いですが、ドレスTシャツのデザインアクセントとして配置。

新しいポール・スチュアートのアイコン
佐藤浩之さん
point

ファッションは、着た人が素敵に見えて完成です。ハンガーに掛かっている服が完成形ではなく、着る人がどんな姿勢で、どんな仕草をするのだろうと想像を膨らませています。特にポール・スチュアートは、着た人がエレガントに見える事、華美過ぎず上品である事を意識しています。

美しい襟の"のぼり"

肩から首にかけてのラインを襟があたかも登るように沿って行くさまを専門用語では「のぼり」という。ジャケットの重要なポイントであるが、それがTシャツにも活かされており、見た目も美しい。

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美しい襟のぼり

カラーバリエーション

日々の出勤コーディネイトを楽しめる色を取り揃えています。シルエット加工を施した艶のある生地は着心地も良く、多色買いしたくなる逸品。

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カラーバリエーション
佐藤浩之さん
point

ポール・スチュアートの服は、生地が上質であることが前提条件です。肌に触れることが多いインナーは特に、肌触りの良さを意識して素材選定をしています。無地のTシャツだからこそ、素材にこだわりました。

Styling

スタイリング画像

Styling

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