【A special cocktail made by THE COPPER ROOM】 世界に一つだけの「マンハッタン」誕生物語

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平素よりポール・スチュアートをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

ポール・スチュアート 青山本店は11月7日に開店一周年を迎えることができました。開店一周年を記念して、併設している「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」では、“2021年オリジナルマンハッタン”を新たにメニューに加えました。バーテンダーの田所里視さんが、この特別なマンハッタンをご案内します。

 

Photo. Tatsuya Ozawa / Text. Makoto Kajii
Edit.FUTUREINN

 

カクテルの王様といえばマティーニ。では、カクテルの女王様は?

 

カクテルの王様といえばマティーニ。では、カクテルの女王様はマンハッタンです。マンハッタンは甘みの強いカクテルで、甘みの中に深みやほろ苦さ、ハーブ感などもあって複雑な味わいのカクテルです。

 

 

また、マンハッタン誕生のいわれは諸説ありますが、1876年にアメリカのマンハッタン・クラブで開かれたパーティーでジャネット・ジェローム(通称ジェニー)が振る舞ったカクテルが「マンハッタン」と命名されたとされ、そのジェニーは、英国首相チャーチルの母というのも歴史的エピソードです。

 

 

そんな誕生の経緯もあり、マンハッタンは上流階級の社交場に登場するイメージから、カクテルの女王と称される所以と言われています。

 

スタンダートのマンハッタンとは違うレシピで、世界で一つの味

 

バーテンダーの田所さんは、「スタンダードのマンハッタンはカナディアンウイスキーを使います。ザ コッパー ルームでもオールドのカナディアンウイスキーを使いますが、青山本店開店一周年を記念して作ったスペシャルなオリジナルマンハッタンは、“ポール・スチュアートと何か関連づけられないか”と考えて、フランク・シナトラが生涯愛した『ジャック ダニエル』を使っています」と説明します。

 

 

NYのポール・スチュアートは、ジョン・F・ケネディ、ケーリー・グラント、マイルス・デイビス、そしてフランク・シナトラなど多くのセレブリティに愛されてきた歴史があり、田所さんは、フランク・シナトラに着目。オリジナルマンハッタンのベースにテネシーウイスキー『ジャック ダニエル』を据えて、フランス産ブランデーをベースとするリキュールのベネディクティン、白ワインをベースにハーブ・スパイス、カラメルで着色したスイート・ベルモット、カカオのリキュール、オレンジビターズと、すべてお酒で構成しています。

 

 

その5種のお酒をステア(お酒と氷をミキシンググラスに入れて、バースプーンでかき混ぜる)するのですが、「マンハッタンの特徴の甘みとハーブによる複雑味があり、カカオによって飲みやすく仕上がっています」と特徴を語ります。

 

 

「1杯で2回味わえる」世界に唯一の“味変マンハッタン”誕生!

 

ザ コッパー ルームのオリジナルマンハッタンは、さらにフランク・シナトラの歌い方に注目。「名曲マイウェイで知られるシナトラですが、彼の歌い方の特徴の一つに、メロディーに沿わず、つぶやくように語るように歌うことがあります。その“歌う・語る”にヒントを得て、マンハッタンを半分ほど楽しんでいただいたら、味変できるように工夫しました」と田所さん。

 

 

半分飲んだマンハッタンに、シャンパンを加えて、さらに遠くからオレンジピール(皮)で香りづけをします。「シャンパンの酸味を加えると、カカオが引き立ち、さらにピールをグラスに纏(まと)わすことで、香りも楽しんでいただけます」。

 

 

さっそくオーダーしたお客様からは、「一杯のカクテルで二度味が楽しめるというのはあまり経験がない」という声や、女性のお客様は、「最初はアルコールが強いイメージがありましたが、シャンパンで味変するのも楽しくて、甘みがあり口当たりが良くて飲みやすいカクテルです」という感想もいただいています。

 

 

ちなみに、マンハッタンのようなショートカクテルは、一杯10～15分ぐらいで飲み干すのがちょうどいいそうで、これからの冬本番には、ホットカクテルをサービスする予定もあるそうです。冬の夜長、東京・青山で、世界に一つだけの「マンハッタン」や温かいお酒をお楽しみください。

 

ポール・スチュアート 青山本店一周年記念
アニバーサリーアイテム シリアルナンバー入りグラス発売中

 

ザ コッパー ルームで開店以来使用していて、お客様から好評のオリジナルグラスを、ポール・スチュアート 青山本店一周年記念として限定数量50個(シリアルナンバー入り)のみ販売しています。

 

 

ザ コッパー ルームのバーテンダー田所里視さんは、「ポール・スチュアートのファンのお客様から、“欲しい”というリクエストを多くいただき、今回の一周年記念アイテムとして作製しました。ブランドのアイコンである通称“MAN ON THE FENCE(マンオンザフェンス)”の男性が腰掛けているフェンスまで飲みものを注いでお楽しみください」と推奨します。