【SARTO × Paul Stuart リメイク・リフォームイベント】 着なくなったポール・スチュアートの服、どうしていますか? リメイクのプロのアイデアと技術で、また着たくなる服になる!


生地やシルエットが大好きで長年愛用していたジャケットの内ポケットとペン挿しの縁(ふち)が擦り切れましたが、手持ちのシャツ生地を使って、こんなにオシャレにアレンジが成功。お直しを手がけたのは、高い技術を持つリメイク・リフォームのプロフェッショナルSARTO(サルト)です。

 

3月26日(土)と27日(日)の2日間、過去にポール・スチュアートで購入された商品(メンズ・ウィメンズ)をリメイク・リフォームする「SARTO × Paul Stuart」イベントを、ポール・スチュアート 青山本店で開催します。

 

Photo. Yoshimi Seida / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

ネクタイ1本・シャツ1枚で、ジャケットとパンツがこんなに新鮮!

今回の「SARTO × Paul Stuart」イベントでぜひ体験していただきたいのは、1本のネクタイをリメイクに使い切る「ネクタイ使い切りプラン」16,500円(税込)です。お手持ちのジャケットなどのアウターやボトムスと、剣先などが擦(す)れて使わなくなったネクタイをお持ちいただければ、「また着てみたくなる」アレンジを施して、10日から2週間ほどの納期でお渡しいたします。

 

気に入っていたジャケットをネクタイでアレンジ

擦り切れたネクタイをほどき、ジャケットの襟裏や切羽裏(袖)にネクタイ生地をアレンジ。レジメンタルネクタイの魅力が新たなディテールとして輝きます。

 

 

古くなったジャケットを使わなくなったネクタイでアレンジ

ジャケットの胸ポケットの擦り切れを、ネクタイでパッチポケットを作り、さらにポケットの縁や袖口に施し、ボタンをくるみボタンにアレンジ。余ったネクタイ生地で、お子様にシュシュ、奥様にカチューシャ(共に別料金)をオーダーしました。

 

 

古くなったジャケットをシャツ地とネクタイでアレンジ

ジャケット内側のポケットやペン挿しの擦り切れを、シャツ生地を使ってアレンジ(記事TOP写真)。余った生地でポケットチーフを作り、さらにネクタイ生地を使ってエルボーパッチもプラス。ビジネスマンのPC仕事が増えて、肘の擦り切れのお直しは非常に多くなっているそうです。(お直し目安・税込)13,200円ほど

 

 

古くなったパンツを着なくなったシャツでアレンジ

襟元やカフスが擦り切れて着なくなったシャツを使って、飽きてきたパンツにアレンジ。傷んできたベルトループや裾裏、ポケットの縁、コインポケットのフラップなどに、シャツ生地を飾る感覚で活かします。(お直し目安・税込)11,000円ほど

 

 

これからは3着捨てるなら、1着は見直して「受け継ぎ」ましょう

私たちの暮らしでは、コロナ禍により家で過ごす時間が増え、いわゆる「断捨離」をすることで、クローゼットの中を見直したり、世界的な視点に立てば、人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標としてSDGs(Sustainable Development Goals)が2015年に国連総会で採択され、ファッション業界にとっては、2019年の国際貿易開発会議で、ファッション業界が「世界第2位の環境汚染産業」というレポートが提出されたことでサステナブルの気運が高まりました。

 

グローバルで「何かを見直す」「仕組みを変える」という意識が顕著化する中、身近なところでは、「洋服を直す目的が、2011年の東日本大震災から明らかに変わりました」と、リメイク・リフォームを手がけるSARTO(サルト)代表の檀 正也さんは言います。

 

 

「震災前は、サイズやディテールを直したり、シルエットを変えたいなど、新規購入した服をもっと格好良くして、オシャレを楽しみたいというリクエストが大半でしたが、震災後は、絆などの言葉に象徴される、大切な人の服や意味のあるモノなど、ストーリー性のあるお直しが一気に増えてきました」

 

サルトでは、「受け継ぐお直し」を推奨。檀さんは、「震災後、創業当初からの理念としてきた“良いものを長く大切に使ってほしい”という思いを核として、長く着るための洋服のお直しを強く提案しています」と続けます。私たちが身近にできることから始めましょう。

 

「受け継ぐお直し」お客様から店長の加賀谷へ、継承されるスーツ

お客様は50代後半、現在、青山本店で行っている「衣料回収リサイクル活動」を知り、リサイクルのためにご自分のスーツを何着か持って来ましたが、その内の一着を「このスーツだけは捨てられないので、加賀谷店長に着てほしい」とリクエスト。お客様のサイズはA7号で、加賀谷はA5号と、2サイズ大きかったので、サルトにお直しを依頼しました。

 

 

依頼を受けて、「10年後にも着られるお直し」をしたという檀さんは、「着丈を詰めるなどサイズ調整はもちろんですが、ジャケットのゴージラインを上げて、パンツのウエストを詰め、シルエットも見直しました」とフルリメイクを施しています。

 

託された加賀谷は、「お客様とは6~7年のお付き合いがありますが、まさかご自身のスーツを私に託されるとは思いませんでした。お客様からスーツを受け継いだのは初めてです」と、当初は驚いた様子。

 

「出来上がりは大満足です。イベント中の27日にお客様が来店されるので、見ていただきます。これからクラシックスタイルを提案するときに、着て店頭に立ちますので、ぜひお声がけください。“受け継ぐ物語”として、大事に着続けたいと思います」と語ります。

 

「SARTO × Paul Stuart」リメイク・リフォームイベント

日程:3月26日(土)・27日(日)11:00~18:00
対象商品:ポール・スチュアートでご購入された過去の商品(メンズ・ウィメンズ) 
場所:ポール・スチュアート 青山本店
ポール・スチュアート青山本店では、上記日程で、高い技術を持つリメイクのプロフェッショナルSARTO(サルト)とコラボし、リメイク・リフォームイベントを開催いたします。
古き良きものを現代風にリファインし、良いものをより長く愛し、代々引き継いでいくことを目的に、サルトの熟練されたフィッターの技術を体験していただけます。

 

同時開催
全国百貨店・直営店「メンテナンスキャンペーン」
会期:3月23日(水)~4月19日(火)
お客様のお手持ちのポール・スチュアート商品のメンテナンス(例:ボタン紛失・ボタン付け・ほつれ直し等(税抜¥2,000円以内の補正については無償でご対応致します)

 

同時開催
青山本店 衣料回収リサイクル活動「EARTH TO WEAR RECYCLE」 
会期:4月3日(日)まで
概要はこちらをご参照ください
https://www.sanyo-shokai.co.jp/company/sustainability/etwr/

 

 

ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
1月21日(金)~当面の間 15:00~21:00(ラストオーダー20:00)
※同一テーブルでの会食は4人以内
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。