【Paul Stuart UMBRELLA PATTERN ORDER 2022】 ポール・スチュアートディレクターが作る「自分だけのオリジナル傘」 傘から想う、私の雨の記憶
ポール・スチュアートメンズディレクターの鴨志田康人が手にしているのは、6月に青山本店とECストア限定・数量限定で発売を予定している「ポール・スチュアートのスーツに似合う日傘」です。リアルバンブーの持ち手などディレクターのこだわりが詰まった日傘の登場にご期待ください。
6月19日(日)までポール・スチュアート全店舗で開催中の「UMBRELLA PATTERN ORDER FAIR(アンブレラパターンオーダーフェア)」はご利用いただけましたでしょうか。昨年10月の1回目が好評につき、今回はメンズ・ウィメンズのオリジナルの柄と色のラインナップを変更・追加。店頭スタッフと一緒にiPadを操作しながら、お好みのオリジナル傘(長傘・折り畳み・日傘)をオーダーいただけます。
今回、両ディレクターがオーダーしたのと同じ傘を各1名さまにプレゼント。応募方法はこの記事下にありますので、ぜひご応募ください。
Photo. Yoshimi Seida / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN
「カモメ柄のスカイブルーの生地に、柄は合皮巻ベージュの手開きの60cm長傘」
「私の母は、美しいプリントが施されたコットン生地の大傘とイギリス製のトランペットという名前がついたベージュの皮巻の柄が洒落た傘を使い分けていました。私はといえば、なるべく軽い折り畳み傘や大きなビニール傘を使うことがほとんど。急な雨でも傘が簡単に手に入る時代、たまに素敵な傘を持っている人を見ると、その方の“おざなりじゃない暮らし方”が伺われて、憧れてしまいます」と、ウィメンズディレクターの見上きよみ。
昨年秋のアンブレラパターンオーダーフェアでは、女性用に揃えた明るい色のプリントの生地が男性にも人気で、今回もウィメンズコレクションのアーカイブからオリジナル柄をチョイスし、さらに、現行商品のハンカチとスカーフの色柄もプラス。ディレクターがチョイスしたカモメやラクダ柄をはじめ、ペイズリー、モザイク、パケット柄など、ポール・スチュアートらしい柄が目白押しです。
特にラクダ柄は、「サハラをテーマにしたコレクション用にオリジナルで作ったプリントで、調べていくうちに“サハラ砂漠にはフタコブのラクダはいない”ことが判明し、ヒトコブラクダだけにこだわって施したことが記憶に残っているプリントです」と、エピソードを語ります。
オリジナル傘を悩みながら作っている見上に“雨の記憶”を尋ねると、「去年の7月の大雨ですね。2021年秋冬ウィメンズカタログの撮影当日でした。私も制作スタッフも自称・晴れ女だと思っていましたが、朝から大雨で、撮影場所の千葉の乗馬クラブに着いたら、馬場に大きな池ができていて。前日からの雨が降り続いてとても寒くて、これは晴れ女のパワーを持ってしてもとても晴れそうにないと諦めかけていました。室内や厩舎で4カットほど撮影した頃、奇跡のようにスーッと雨が止んでいって、みんな口々に「良かったね」「ラッキーだね」と喜んだのです。秋冬カタログの撮影にぴったりの垂れ込めたグレーの空にトレンチコートが映える浜辺のカットは今でも撮影のときに語り草になるほどです。去年の秋冬カタログをお手元にお持ちの方はぜひもう一度ご覧ください」
「オリジナルのペイズリー柄の生地に、手開きの65cm長傘」
「生地は、ネクタイで使ったことがあるアーカイブ柄のペイズリーにします。スーツの色を選ばないトーンオントーンで、スペシャル感があるペイズリーは色合いが好きですね」と、メンズディレクターの鴨志田康人。
その街にある傘屋、帽子屋、靴屋を訪れてほしいという「雨の記憶」
「傘はよくなくすんですよ、いつの間にか手元からなくなっています」という鴨志田に“雨の記憶”を尋ねると、「ロンドンは雨が似合う街として有名ですが、自分が25,6歳のとき、ピカデリーストリートにあった「スウェイン・アドニー・ブリッグ(Swaine Adeney Brigg)」で、シャフトがヒッコリーの一本木のオリジナル傘を頑張って買いました。あの頃は、革靴を履いて、細巻きの傘を持つのが憧れだったので、とてもうれしかったですね」
「あと、パリ7区のサンジェルマンデプレ地区のアレクサンドラ ソジュフェール(Alexandra Sojfer)という傘屋もステキで、マダムな雰囲気のカラフルな婦人用の傘がずらっと揃っていました。そして私たち世代にとってのミラノはプラダ。シックな黒のバリエーションの傘が揃っていて、“これぞミラネーゼ”だと感銘を受けました。傘屋や帽子屋、靴屋を見れば、その街の美意識やカルチャーが一番感じ取れると思います」
6月に青山本店とECストア限定・数量限定で発売予定の日傘は、オーダーではなく既製品なので、買ったその日から使えます。
鴨志田ディレクターは、「洋服に使われる“シャンタン”素材にUV加工を施した日傘専用です。サイズはやや小ぶりの60センチで、ハンドル(持ち手)は希少なリアルバンブー、石突き(傘の先端)の長さまでこだわっています。老舗傘メーカーのオーロラが手がける国内生産で、生地はハンドカットで縫い合わせていく凝った作りの3色展開です」と説明します。
「夏の強烈な陽射しの中、ハードに動くビジネスマンや、年配の方には日傘が必須。日傘が似合う男はカッコイイので、ぜひ夏のスタイリングに加えてください」と推奨します。
ポール・スチュアート青山本店にて、5月27日(金)から6月19日(日)まで、店内に設置した抽選用紙に必要事項をご記入(購入金額などの縛りはございません)いただくと、ポール・スチュアートの両ディレクターがオーダーしたものと同じオリジナル傘を各1名様にプレゼント。上記開催期間終了後、第三者による厳正な抽選を行い、ご当選者様の発表はご連絡または発送をもってかえさせていただきます。ぜひこのチャンスにご応募ください。
ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00(1グループ4名以下)
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。