【Paul Stuart 2023SPRING&SUMMER MEN’S COLLECTION】 Paul Stuart STUART'S TRAVELER Wardrobe―― 大人の男のファーストチョイス「ドレスポロシャツ」デビュー!


2021年に登場して大ヒットしたポール・スチュアートのドレスTシャツが進化して、上品に着こなせるポロシャツが誕生!――セットアップやジャケットの中に着る“ドレス感覚”のポロシャツは、ポール・スチュアートのお客様にとって待望のアイテムで、4月下旬に店頭に並びます。
名づけて「ドレスポロシャツ」は、フィッティングはドレスTシャツを基本にしながら、クラシックなポロシャツの雰囲気を崩さないようにサイドシーム(脇線の縫い目)などは普遍的なデザインにして、着丈はスポーツポロシャツに比べて短めですっきり仕上げています。
これからのシーズンの着こなしに欠かせないドレスポロシャツの企画開発を担当した佐藤チーフデザイナーと日下デザイナーが、その魅力を語り合います。

 

Photo. Yoshimi Seida / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

 

時代にマッチしたビジネスウェア「STUART'S TRAVELER」とコーディネートできる着こなし提案としてのドレスポロシャツ

佐藤チーフデザイナー(以下、佐藤) ポール・スチュアートはスーツやセットアップなどドレススタイルがメインのブランドですが、ジャケットのインナーにドレスTシャツを着ることが定着した延長線上で、ドレスポロシャツを新たに提案します。特に、これからのシーズンに活躍するSTUART'S TRAVELER(スチュアーツ トラベラー)と着こなせる実用性と上品さを兼ね備えたインナーです。

 

日下デザイナー(以下、日下) ドレス感覚の着こなしを楽しむ「ジャケットインにふさわしいポロシャツ」にするために、一般的なスポーツポロシャツの生地はシングル編みですが、ドレスポロシャツはダブル編みを採用。ダブル(表と裏)仕立てなので、肌当たりが良く、上品に見える光沢感もあります。また、シングルに比べて生地の耐久性があるので、家庭洗いをしてもへたりが少ないのもポイントです。

 

佐藤 ポール・スチュアートにとってオリジナリティを表現する生地はとても大事で、インポート素材を含めてほぼ別注ですが、このドレスポロシャツの生地も、日本の尾州で作ったフル別注なので、ポール・スチュアートでしか展開しません。色は、ビジネスシーンですっきり着こなせる白とネイビーです。

 

 

 

日下 生地をダブル編みにしたことで、ブランドシグネチャーの“パケ柄”を編みの凹凸感でさり気なく表現。シングル編みでは不可能な柄が品良くきれいに出ています。これは伝統ある産地・尾州の技術力がある生地メーカーにしかできない仕事ですね。

 

 

 


タイドアップしたVゾーンと同じ感覚で、襟元をすっきりきれいに見せる工夫

佐藤 デザインで一番こだわったのは、「ジャケット着用時に襟がしっかり出て、ジャケットの襟汚れを防ぐ」ことです。ポール・スチュアートには、「ジャケットをきれいに着てほしい」というミッションがありますが、ドレスポロシャツの特徴は襟の作り。ポロシャツの上にジャケットを着用したときに、リブ襟の後ろ側が、ジャケットの襟より高くなるよう、ハーフムーン仕様にして、首元をホールドしています。

 


日下 スポーツポロシャツをジャケットのインナーに着ると、ポロシャツの襟がよれたり、ジャケットの襟の下にもぐってしまったり、見た目に格好悪いことが多いですが、このドレスポロシャツはスポーツポロシャツの襟に比べてやや小さく作ることで、首周りのテンションをきれいなバランスで収めています。また、第一ボタンを開けたときの立体感が出るようなパターン設定にしているので、見た目にも洗練された印象を与えます。

 


佐藤 襟がきれいに収まるので、カッタウェイ襟のドレスシャツを着るのと同じ感覚で着こなせます。緻密に計算された襟立ちの良いポロシャツなので、このすっきりした襟元はスポーツポロシャツでは叶いません。

 

日下 もう一つのポイントが、「タックアウトでバランスが良い着丈」。スポーツポロシャツは一般的にスポーツ時の着用を考えているので着丈が長く、ジャケットを羽織るとアンバランスになりますが、このドレスポロシャツはジャケットを重ねたときのバランスが良くなるように着丈を設定。一般的なポロシャツより着丈を短めにしています。ボディもドレスTシャツ同様、余分なゆとりが出ないすっきりしたシルエットなので、一枚で着ても映えます。

 


ポール・スチュアート担当生地メーカー、高原謙次郎さんが語る、「ドレスポロシャツ」のフル別注生地の開発秘話

――日下デザイナーから、「一般的なスポーツポロシャツの生地はシングル編みですが、ドレスポロシャツはダブル編みを採用している」という説明がありましたが、このドレスポロシャツの生地の特徴を教えてください。

 

高原謙次郎(以下、高原) 洋服の生地には、織り物の布帛(ふはく)と、編み物のカットソー(ジャージー)があり、弊社は、尾州にある生地を裁断して縫製する丸編みの専業メーカーです。
カットソーを代表するTシャツやポロシャツは通常シングル編みですが、ポール・スチュアートのドレスポロシャツはダブル編みで、触っていただくとよく分かりますが、生地の厚さが違います。また、こうして形になると、しっかりした生地の高級感のあるポロシャツになっていて、うれしいですね。

 


――生地のプロの目で見て、どこが一番の違いですか?

 

高原 皆さんがよく着ている鹿の子(カノコ)編みのポロシャツとの一番の違いは、「生地・縫製・パターン」の三位一体がとてもバランスが取れていて、形がしっかり出る「仕立て映え」ですね。生地がソフトで清涼感と高級感があり、こういうポロシャツは見たことがありません。

 

――ドレスポロシャツの生地の説明をお願いします。

 

高原 素材は綿86%・ポリエステル14%で、パケ柄ジャカードを「ブリスター」というカットソー素材に落とし込みました。コットン細番手(40/1)とポリエステルで編んだ繊細な素材に、光沢感の出るシルケット加工を施して、高級感のある素材に仕上げています。

 


――この生地開発で苦労した点はありますか?

 

高原 生地開発を担当された日下デザイナーとは、約8~9ヵ月、6~7回の打ち合わせを重ねました。この生地は、ポール・スチュアートの完全オリジナル・フル別注ですが、デザイナーのリクエストと、生地の設計図を担当する私と、実際に生地を編む担当の頭の中をイコールにしなければ実現しません。いわば、形から逆算してイメージを具現化していきますが、日下デザイナーのリクエストは理解しやすく共有できたので、とても良い仕上がりになっていると思います。

 

――生地開発の楽しさ、面白さを教えてください。

 

高原 この仕事の面白さはやはり世の中にないモノを探りながら、市場性のバランスを考えつつ、見たことがないモノを作る、チャレンジしたい生地を作れることですね。こうしてドレスポロシャツが完成して形になったものを見ると100点だと思います。

 

 

 

【店頭フェア】「好きな画像を選ぶ、だけでオリジナル傘」UMBRELLA PATTERN ORDER FAIR 開催中

 

2021年秋冬にスタートして大人気を博した「UMBRELLA PATTERN ORDER FAIR(アンブレラパターンオーダーフェア)」が、5月9日(火)まで、ポール・スチュアート全店舗で開催中です。
店頭設置のiPadよりポール・スチュアートオリジナルの柄と共に、仕様・型・パーツなどをお選びいただくだけでオリジナル傘(長傘/折り畳み/日傘など)をお作りいただけるキャンペーン。
店頭スタッフと一緒に画面を操作していきながら、簡単にお好みの傘をオーダーすることができます。
ぜひこの機会に、あなた好みの「ポール・スチュアートオリジナル柄の傘」を創り上げてみませんか。

ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00 ※同一テーブルでの会食は4人以内
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。