【Paul Stuart Culture CLUB ⑪】 WHAT I WORE TODAY――Illustrated by osamu19760714 ポール・スチュアートの服をスーツケースに詰めて、サマーバカンスへ!
さまざまな制限が解除された2023年の夏。海外旅行へ行きたい熱が、オシャレへの関心も高めています。イラストレーターのosamu19760714さんがポール・スチュアートのワードローブを持って行きたい場所が、イタリア・トスカーナのリゾート地“ポルト・デ・マルミ”。
osamu19760714さんは、「今回のイラストのテーマは“架空の旅行”ですが、自分が実際に訪れたことがあり、イメージの輪郭がクッキリしているポルト・デ・マルミを選びました。ポール・スチュアートの服は、ラグジュアリーで敷居の高い、比較的年配の方向けのブランドイメージがありましたが、店舗で実際の服を見ると、イタリア製など海外のファクトリーでこだわって作られた製品が多く、長く愛着を持って着続けられると感じました。自分の加齢と共に少しずつポール・スチュアートに近づけているというのが正しいのかもしれませんね」と語ります。
Illustrate. Osamu19760714
Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN
イタリア・トスカーナのリゾート“ポルト・デ・マルミ”の思い出
イラストレーターのosamu19760714さんは、高校卒業後上京し、インテリア系の専門学校へ進学。大手家具雑貨量販店に就職後、イタリアから家具・寝具を輸入する代理店に転職し、在職17年目になるそうです。
「今勤めている代理店に入社したての8月の出張の際に、取引先の幹部とそのファミリーにポルト・デ・マルミに連れていってもらいました。現在はわかりませんが、当時は、ほとんど欧米・白人系の富裕層の人たちばかりで、カラフルなパラソルや小型のビーチハウスが等間隔にズラリと並ぶ様子や、華やかな目抜き通りの雰囲気、ビーチサイドのレストランでのディナーまで、終始圧倒されたのを覚えています」
「夕食の席では、隣のテーブルにサッカー・セリエAの有名選手が別々に2組来ていて、サッカーファンの私はとても感激しました。ファミリーに温かくもてなされ、ビーチでもレストランでも対応で不快な思いをすることは全くなかったですが、今訪れたらどう感じるのか? 街の様子は全く変わっていないのか? もしかしたらアジア系の裕福な人たちも増えてきているのか? などとても興味があります」
ポルト・デ・マルミ×ポール・スチュアートの「Day Time」
「ショップにあるトルソーにイエローのサマーニットが肩掛けされているのを見て、それが気に入ったところからスタート」したという「Day Time」。
「僕はイエローのトップスに目が無くて、その日もたまたまライトイエローのカーディガンを着用していたのですが、似た服をまたわざわざ選んでいました(苦笑)。それと合わせるのにシャツかポロシャツかで迷ったのですが、暑いリゾート地の日中をアクティブに過ごすにはポロシャツかなと思い、濃いグリーン&カラーのMOF(MAN ON THE FENCE)ロゴが素敵で、今回のものをチョイスしました」
「ショーツはシンプルにチノクロスにウォッシュド加工を施したツープリーツをチョイス。適度にボリュームがあるので可動域が広く、通気性も良く快適に着られそうだと思いました。いずれのアイテムも今の自分のワードローブと組み合わせて自然に合わせられそうだったのがポイントかもしれません。
Day Timeのジェラートは説明不要、イタリアの観光地ではお馴染みのスイーツです。自分は頻繁には食べませんが、時々無性に食べたくなって、仕事でよく行くフィレンツェのジェラッテリアでは、ピスタチオをよくチョイスしますね。自転車の情報は現地を訪れたときには知らず、今回調べた時に出てきたものです。確かに街中や海沿いを自転車で走ったらとても気持ち良いと思いますね」
ポルト・デ・マルミ×ポール・スチュアートの「Night Time」
Day Timeより良い意味で描くのに苦労したという「Night Time」。その理由は、「ショップに並んでいるジャケットから探したのですが、とても良い雰囲気のものが多くて、チョイスが大変だったからです」と言います。
「最終的にはブラウンベースに少しだけネイビーが効いたものを選びました。後は自分のワードローブでもよくやる組み合わせではあるのですが、シャンブレーのシャツにオフホワイトのチノトラウザーズをチョイス。そこにダークブラウン・スエードのモンクストラップで、しっくり自分の好み通りに選ぶことができました」
「問題はネクタイでした。少しビビッドなカラーで、かつリゾート地で……ということで、あまりトラディショナルになり過ぎないプリントものが良いのかなと思ったのですが、なかなか見つからず、ファーストインプレッションで選んだタイもなんとなくしっくりこずに、他にいくつか試しても納得いきませんでした。それで、思い切って立ち会ってくださった小沢さんにも相談にのってもらったんです。そうしたら、自分が最初に選んだのと同じ、ペイズリーのタイをスッと推奨してくれました。“自分のチョイスは間違っていなかった!”と後づけで満足・納得してトータルコーディネートの完成となりました。
Night Timeのカクテルは、仕事の関係でパーティーなどに参加すると必ず出てくるドリンクです。調べてみると日中のカクテルだ……ともあったのですが、経験的には夜のパーティー、ディナーの食前にも登場するのでOKとしています。シーフードパスタも今回調べて描きました。イタリアで食べるパスタはシンプルですが、やっぱり美味しいですよね」
SPECIAL INTERVIEW
――osamu19760714さんがイラストを描くようになったきっかけを教えてください
イラストはどこかの学校で勉強した……ということは全くなくて、完全に好きなだけで続けてきた独学です。なので、ちゃんと学校で勉強してスキルや経験を積んだ方から見ると稚拙な部分は多々あると思います。同様に、ファッションについてもただ単に洋服が好きだっただけで、どこかで勉強したり、職についてキャリアを重ねて……ということは一切ありません。
――インスタグラムにイラストを投稿するようになったのは?
イラストそのものは子供の頃から好きで、小学生の文集にも「将来の夢:イラストレーター」と書いていたほどです。ですが実際には目指して努力したことはなく、さりとてなんとなく表現欲求もあって……という生活を長年送ってきました。契機は数年前にiPadを購入したことで、インスタグラム(@ osamu19760714)にイラストを時々投稿するようになったことです。
投稿を始めた頃は、「もっと上手な人がいるイラスト」と「もっと好きで詳しい人のいるファッション」という中途半端な2要素を組み合わせると、意外とあまり他の人と被らずにいろんな表現ができるのかなと思いました。
結果的にはその目論見はある程度はまって、「ファッション好きで、ある程度イラストが描ける人」というニッチな需要が生まれているのだと思います(笑)。
――イラストレーターとして活動されてうれしかったことは?
昨年、メンズファッション誌で“画伯”こと綿谷寛さんと、Mr. Slowboyさんというファッションイラストレーターの大御所お二人とご一緒させていただいたのですが、恐縮すると同時にとても光栄で有難かったです。貴重な経験をさせてもらったと思っています。
【ポール・スチュアート青山本店】 VIOLIN RECITALのご案内(毎週日曜日14:00~/15:00~・各公演30分)
ポール・スチュアート青山本店にてプロのヴァイオリニストをお招きし、毎週日曜日14:00~14:30と15:00~15:30の2回、ヴァイオリン リサイタルを開催しています。開催中はドリンクの無料サービスを行いますので、ぜひこの機会にご来店ください。
【6月18日(日)公演】熊谷 真紀(くまがい まき)
【6月25日(日)公演】山川 絢子(やまかわ あやこ)
青山本店併設BAR「The Copper Room」6月プレミアムフライデー!
ポール・スチュアート青山本店のコンセプトと同様「New One Only One Modern Classic」をテーマとして、どこにもない、今までにない、プレミアム感のある「スペシャルハーブワイン」をプレミアムフライデーの6月16日(金)・6月23日(金)・6月30日(金)限定でご用意いたしました。※BAR TIME(18:00~24:00)のみのご提供となります。
【スペシャルハーブワイン】
白ワイン×フレーバーティー¥2,200(税込)
白ワイン×フルーツティー¥2,200(税込)
6月は寒暖差の激しい季節に合わせて、爽やかな飲み口ながら心と体を温める Special Herb Wine をサービスいたします。
ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00 ※同一テーブルでの会食は4人以内
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。