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【Spring & Summer 2026】
五感で楽しむ、優雅な季節ーウィメンズディレクター宮下厚子の2026年春夏ルック解説

ニューヨーク流のエレガンスを現代的なムードで表現しつつ、日々移りゆく季節の美しさを楽しめるワードローブをつくるーポール・スチュアート ウィメンは毎シーズン、そんなコンセプトのもとコレクションを築いています。2026年春夏のテーマは、「Senses in Bloom」。パステルブルーに染まった空に柔らかな陽光が満ちる春。吹き抜ける風がみずみずしい緑の薫りを運ぶ夏。そんな彩りとエネルギーにあふれた季節を、五感で楽しむための装いにフォーカスしました。
風合いの豊かさにこだわった春夏アイテム
軽やかに歩けるアイテムが
コレクションのキーに

「気候変動により、四季が“二季”になりつつあるといわれるいま。だからこそ五感を研ぎ澄ませて、自然のなかに宿る美しさを味わってほしいと思います」。ウィメンズ ディレクターの宮下厚子はこう話します。「そんな季節の感性をファッションで表現するために、今季はいつにも増して素材の風合いにこだわりました。空気をまとうような軽やかさ、心地よい肌触りを楽しめるテクスチャー、太陽に照らされるとほのかに輝く光沢など、美しい表情に魅了される素材をセレクトしています」

「たとえば、シーズンカタログの表紙で着ているブレザー。一見ベーシックなネイビー無地ですが、テクスチャーのあるスプリングツイードを初めて採用しました。とても軽く、涼やかさも感じる素材で定番アイテムをアップデートしています」

「より華やかなスプリングツイードジャケットもつくりました。白をベースにしつつ、シルバーの糸を織り込むことでいっそう軽やかなムードを表現しています。ホワイトのパンツと合わせると、春夏にぴったりのスタイリングになりますね」

「こちらも独特なテクスチャーです。ピンクやグリーンなど淡いカラーの糸を編み合わせて、上品な華やぎを演出しました。メタルボタンを配したカーディガンは、ジャケットよりも気楽にまとえる羽織りものとして便利ですね」

「こちらのスカートもユニークな一着です。幾何学柄プリント素材を使っているのですが、プリーツを折り込んでからインディゴブルーのプリントを施すことで、プリーツが開いたときに地のホワイトが覗く仕立てに。歩みに合わせて複雑な色が浮かび、印象的な装いに貢献します」

「酷暑が続く夏まで爽やかにお召しいただけるアウターもつくりました。非常にライトウェイトなサマーウールで仕立てたブルゾンです。サラリとした肌触りと、湿気を逃がす天然の機能性はウールならでは。そのうえ上質でエレガントな雰囲気も醸し出せます」」
まろやかなミディアムトーンをカラーパレットの柱に
季節の変化を楽しみつつ、
快適に過ごせるアイテムを多彩に

「多彩なテクスチャーを取り入れるいっぽう、カラーパレットは落ち着いたトーンでまとめているのが2026年春夏コレクションの特徴。なかでもホワイト&ベージュ系の色みが柱のひとつになっていますね。差し色もビビッドすぎないカラーを中心にしています。ただ、パステルカラーよりは彩度のあるミディアムトーンというところがポイントですね」

「春夏らしく、プリント柄のアイテムも数多く揃えています。一枚で軽やかに着こなしていただいてもいいですし、上にブレザーなどを羽織ってクールにスタイリングしても映えますよね。オリジナルのプリント柄も豊富にデザインしていて、ポール・スチュアートならではの表情をお楽しみいただけます。
世界有数の国際都市であり、最先端の文化を発信する拠点でもあるニューヨーク。そんな街に生まれたポール・スチュアートは、大人の洗練と品格を創業以来体現してきました。その歴史に思いを馳せながら、現代のライフスタイルにふさわしい軽やかさも取り入れてコレクションを築いています。今季掲げた『Senses in Bloom』というシーズンテーマのなかには、五感から解釈した5つのサブテーマを設けました。『See me(見る)』『Touch me(触れる)』『Feel me(感じる)』『Scent me(香る)』『Heal me(癒す)』。豊かな感性と移ろう季節と交差させて、個性の輝きに満ちた春夏スタイリングを築いていただけたら幸いです」