【"国産一文字"三傑】
新たな門出に相応しい
王道普遍の紳士靴
シンプルが故に素材の良し悪しや技術の誤魔化しが効かず、一目でその靴のクオリティが判断出来るモデルが一文字飾り、つまり、ストレートチップです。だからこそ、一切の妥協なく最適解を追い求め続けてきました。その結果、現マスターラストR2010が生まれ、同ラストにより“革”が“化”けて「靴」となる。三陽山長が手掛ける紳士靴は、単純なモノではなく、沢山の想いが注ぎ込まれた一足です。
ブランドの原点として多くのオーナー様にご愛顧いただいているストレートチップ「友二郎」。三陽山長の起源であり、すべてはこの一足から生まれたと言える王道普遍の定番モデル。その「友二郎」は、通常ライン、上級ライン「匠」、最上級ライン「極」と、全てのラインで展開されている唯一のモデルでもあります。
三者三様の「友二郎」と共に、豊穣の秋を闊歩しよう。“素敵な靴は、あなたを素敵な場所へと連れて行ってくれる”というフランスの言い伝えがあるように、ご自身に最適な愛靴との出会いは人生を豊かにしてくれることでしょう。
【友二郎/TOMOJIRO】
ストレートチップ
三陽山長すべてのモデルの原点となった日本人のための木型の追求と、欧米の靴に負けない素材選び。「美しい日本人の立ち姿をつくりたい」。そんなブランドの原点が凝縮された友二郎は、シーンを選ばぬ定番モデルとしていつの時代もお客様の支持を集めてきました。
靴ブランドにとって、ストレートチップは“看板”のような存在。“基本のき”といえるベーシックデザインゆえ、靴作りに対する美意識が如実に表れるためです。 この「友二郎」も、三陽山長の姿勢を象徴する一足。日本人にとって最も履きやすく、美しく見える形を追求した「R2010」ラストを採用し、ステッチ一針まで精緻さを突き詰めた一足です。 時代を超越した普遍的デザインゆえ、一生かけてご愛用いただけるモデル。
【匠 友二郎/TAKUMI TOMOJIRO】
ストレートチップ
ニッポンならではの美意識は、細部にこそ色濃く宿ります。グッと目を凝らしても全く乱れのない縫製は、まさに精緻の一言。一針一針に決して手を抜かない作り込みは、靴全体の表情にも少なからず影響を与えます。デザインこそ海外の様式を踏襲していますが、そこに込めた職人魂はニッポン独自のもの。一見同じように見えて、イギリスともイタリアともフランスとも違う“ニッポンのたたずまい”があります。それは、三陽山長が放つオーラと言い換えることもできるものです。
土踏まず部分を黒く塗り上げた「半カラス仕上げ」も「匠」シリーズの特徴。履いているときは見えない部分ですが、そんなところにこそこだわる完璧主義もニッポン靴の美点です。
技術においても、美意識においても、ニッポンの靴作りは、海外の一流ブランドに堂々と肩を並べるレベルにあります。“日本人が履いて心地よく、美しく見える”という基準も加味すれば、むしろそれ以上のクオリティと称しても過言ではないでしょう。
「匠」の名を冠した三陽山長の上級シリーズは、そんなニッポンの靴作りをさらに磨き上げ、欧州の最高峰ブランドと並び立つことを目指して誕生しました。もっと美しく、もっと心地よく、もっと贅沢に。そんな想いを職人と共有しながら、通常ラインよりもさらに手間ひまをかけた特別仕様を、随所に盛り込んでいます。
海外には、世界が唯一無二の存在と認める靴があります。我が国にも、そんなオンリーワンを生み出したい。“靴はやっぱり舶来物でしょ”、そんな常識を変える一足になると、我々は自負しています。
【極 友二郎/KIWAMI TOMOJIRO】
ストレートチップ
ストレートチップ
三陽山長を代表するマスターピース「友二郎」を極上品質で表現。王道普遍の黒ストレートチップながら、土踏まず部分をグラマラスに絞り込んだセミベヴェルドウエストやカカト部分を一枚革で形成したシームレスヒールなど、高度な職人技を随所に宿しています。
ここまでは「匠」シリーズと同様の仕様ですが、「極」シリーズではヤハズ仕立てやカールエッジを採用することで、いっそう研ぎ澄まされた表情に。水シボが浮かぶマロカーフともあいまって、ベーシックながら格別のオーラを放つ一足が完成しました。
“上質の限界を突き詰める”――「極」の名を冠する三陽山長の最高級コレクションは、そんなスローガンのもと誕生しました。ニッポン靴職人が誇る技巧を凝縮した「匠」シリーズの、さらに上をゆくクオリティを実現するにはどうすればいいか。私たちがたどり着いた答えは、靴作りの原点である“素材”でした。
世界最高峰のタンナーから選び抜いた極上の革を厳選し、それをニッポン最高峰の「匠」仕立てで形にする。奇をてらわず、とことん実直に上質を積み重ねる。そのことでしか、“極上”の実現は成し得ないと考えたのです。20年以上にわたってニッポン靴の頂を追求してきた三陽山長の品質、ここに極まれり。そんな矜持を込めたコレクションです。
定番であり王道、入門編にして最高峰。その姿は華美なものではなく、あくまでシンプル。コンフォート化が進む現代においても、三陽山長のストレートチップが紳士靴の定番として堅牢なポジションを確立しているのは、ブランド創業当初から「品質本位」を信条に掲げ、日本製紳士靴のメッカ「浅草」で熟練職人と共に一切の妥協なく靴作りを突き詰め続けてきたからに他なりません。
これまでも、これからも、時代に左右されることのない道標として、足元から凛々しい立ち姿を演出し続けます。