

【令和七年 春夏のパターンメイド受注会】
「特別限定革」御紹介
半年に一度、三陽山長各店舗で開催される「パターンメイド受注会」。皆さまは、この受注会期にしか選ぶことが出来ない「特別限定革」があることをご存知でしょうか。一人でも多くのオーナー様にご満足いただけるように、そして、理想の誂靴と巡り合えるように、今回も多種多様のラインナップをご用意させていただきました。

◼︎デュプイ社(仏) / ルビーカーフ
・アップチャージ +¥16,500
・6色展開
デュプイ社の靴用ボックスカーフとして最高級に位置する革。薄化粧で透明感がありつつ、ハリコシがあり強度もしっかりとしています。昨今は入手するのが難しく、国内市場にはなかなか出回らない素材です。三陽山長 企画兼営業担当・濱田が最もお勧めする特別限定革となります。濱田はこの「ルビーカーフ」を使用して、ブランドのマスターピースである「勘三郎」を誂えたいとのこと。

◼︎アース社(仏) / アニキス
・アップチャージ +¥12,100
・2色展開
ややマットな質感ですが、磨くと美しい光沢を帯びる靴用ボックスカーフ。芯通しで染色とアニリン仕上げを施し、靴になったあともメンテナンスしやすく柔らかな足当たりが特徴。アース社が手掛ける素材の中でも比較的新しい靴用の革です。こちらは三陽山長 企画担当・上村がお勧めする限定革となります。上村自身もこの「アニキス」を使用した靴を誂えており、美しい経年変化を堪能しているようです。

◼︎アノネイ社(仏) / ボカルーオンブラ
・アップチャージ +¥12,100
・3色展開
こちらは今シーズンより新たに特別限定革としてご用意させていただいた素材です。フランスカーフ原皮を使用したフルグレインレザー・ボカルーを下地としたミュージアムカーフ。ハリ・コシ・ツヤがあり革靴に適した質感です。イタリア・イルチア社が手掛けるラディカよりムラ感が大きいタイプとなります。

◼︎デュプイ社(仏) / ボックスカーフ
・アップチャージ +¥22,000
・1色展開
こちらも今シーズンより特別限定革に加わった新素材。透き通ったツヤと透明感が特徴のボックスカーフ。濱田いわく「数あるデュプイ社のボックスカーフと呼ばれる革のなかでも化粧が薄く、素材本来の風合いを活かしたカーフだと感じました」とのこと。素材の特性としてトラが多く、本当に良い場所しか使えないため、限定足数でのご提供とさせていただきます。

◼︎デュプイ社(仏) / シャトーブリアン
・アップチャージ +¥12,100
・4色展開
独自のクロム鞣しの後、セミアニリン仕上げされたボックスカーフ。独特のしなやかなコシと繊細なキメの細かさ、発色の良さなどにより、世界中の高級メゾンから支持を得ています。生後3~6ヶ月の仔牛の原皮を使用しているため、繊維が密で型崩れしづらい、世界最高峰のカーフスキンです。

◼︎デュプイ社(仏) / マロカーフ
・アップチャージ +¥12,100
・3色展開
肌理が細かくスムースな銀面、上品な水シボが特長でドレッシーな印象に仕上がります。デュプイ社が手掛ける皮革の中でも最高品質の素材と言われています。三陽山長では、最高級コレクション「極」シリーズに採用している、確かな実績とクオリティを誇る高級革です。

◼︎アース社(仏) / テキサスグレイン
・アップチャージ +¥16,500
・2色展開
上品なシボが特徴的なボックスカーフ。革表面に広がる独特な模様は流れる水のような様子から一般的に「水シボ」と呼ばれ、光があたるとまるできらめく水面のような表情を見せます。外観の美しさだけでなく、セミアニリン仕上げで染色されていることで、皮革の風合いを生かしたまま優れた耐久性も備え、さらにマロカーフ以上の柔軟性も持ち合わせています。三陽山長では「謹製 友二郎」「謹製 勇一郎」「謹製 源四郎」の“初代謹製シリーズ”に採用した実績のある素材です。

◼︎ゾンタ社(伊) / ベビーカーフ
・アップチャージ +¥11,000
・4色展開
生後6カ月以内の仔牛の革を指し、肌理が細かく柔らかな肌触りが特徴で、牛革の中ではきわめて上質な部類に入ります。素材特有の小皺・トラはありますが、非常に綺麗な革です。吊り込むことで多少トラは目立たなくはなりますが、こちらは革の特徴としてご理解いただけますと幸いです。(※スキンステッチ不可)
◼︎イルチア社(伊) / ラディカ
・アップチャージ +¥12,100
・12色展開
手染めにより生み出される独特のマーブル模様は“ミュージアム”の名にふさわしく、絵画的手法を用い職人の手作業による染色の工程を何度も繰り返すことにより、独特のムラ模様が生み出されます。自然な風合いを残すために、素材の魅力を最大限活かすピュアアニリン仕上げが施され、さらに表面を磨くことでガラスのような光沢が現れ、レザーの繊細な表情が浮かび上がります。職人たちが手間暇かけて染色することにより生まれる独特のマーブル模様と、使うほどに増す光沢がこの革の大きな特徴です。

◼︎アース社(仏) / ヴォー・シューベルニー
・アップチャージ +¥13,200
・1色展開
靴のために開発された、黒1色展開のみの皮革。上品な光沢と圧倒的透明感のあるアニリン仕上げが特長の王道ボックスカーフです。三陽山長では「謹製 勘三郎」や「謹製 定九郎」に採用した実績のある素材です。

◼︎デュプイ社(仏) / プーマエイチ
・アップチャージ +¥12,100
・1色展開
水に濡れても変質しないハイドロフューズ加工を施した革。質感はマットですが、一般的に流通しているはっ水加工を施した革と比べ、キメ細かく上品な艶が特徴です。同社では30年近く製造されている実績のある素材です。

◼︎ロカド社(伊) / シェルコードバン
・アップチャージ +¥66,000
・クラシック:3色展開
・ミュージアム:3色展開
イタリアのトスカーナ州ポンテ・ア・エゴラ地区にあるロカド社が製造するコードバン。コードバンは馬革の臀部を植物タンニンで時間をかけてじっくり鞣した後、革の内部にあるコードバン層を削り出した銀面層を持たない単層構造の革あり、繊維密度が非常に緻密であることが特徴で、海外では「シェルコードバン」や「シェル」と呼ばれます。
プレーンなクラシックタイプの3色は染料だけを使用した完全な水染めコードバン。深みのある色合いと透明感が何よりの特徴で、高級感のある仕上げです。ミュージアムタイプはロカド社が位置するサンタクローチェ地方にてよく用いられる「タンポナート」という染色技法で仕上げられています。スポンジに染料を含ませて革をなぞるように色を塗り込むことで生まれる色彩の濃淡と、下地の色が織りなす上品かつ芸術的な表情が魅力です。

◼︎アース社(仏) / ユタカーフ
・アップチャージ +¥13,200
・3色展開
9種類のオイルを染み込ませた特別な皮革。ふっくらとした肉厚な革は、栗、ミモザ、南アメリカ原産の木材ケブラッチョの樹皮などを混ぜ合わせて鞣されているため、柔らかさも一線を画します。通常のカーフに比べ、油分を多く含んでいる為、耐水性のある皮革で日本の気候にも最適です。(※防水皮革ではありませんのでご注意下さい)

◼︎アノネイ社(仏) / アルパイン
・アップチャージ +¥11,000
・2色展開
今シーズンより新たに特別限定革のラインナップに加わる、適度なハリ・コシ・光沢が特徴の型押し革。油分を含んでいるため、雨天時でも気兼ねなくお選びいただける性質の素材です。高い汎用性から有名メゾンでも多く使用されている、確かな実績のある素材となります。

◼︎アース社(仏) / シティカーフ
・アップチャージ +¥13,200
・1色展開
こちらも新たな特別限定革。浅く細かいシュリンク模様の型押し革で、ソフトで滑らかな質感ながら適度なハリも持ち合わせています。ナチュラルな型押しなので、エレガントな印象に仕上がる素材です。

◼︎アース社(仏) / ダービー
・アップチャージ +¥11,000
・7色展開
自然豊かなフランス・アルザス地方に居を構える1842年創業のタンナー・アース社。家族経営時代からの伝統を守りつつ、現在は傘下となった大資本から提供される最新の技術を駆使し、最高峰の皮革を作り上げています。そんなアース社が手掛ける型押しのカーフスキン。繊細な型押しの表情と高級感から、世界的有名ブランドも鞄や靴に使用している、確かな実績と歴史のある革です。

◼︎イルチア社(伊) / ラディカロシアン
・アップチャージ +¥9,900
・7色展開
パターンメイド受注会で常に高い人気を集める、イタリアの名タンナー・イルチア社が手掛ける高級ボックスカーフ「ラディカ」にロシアンカーフを模した型押しを施した「ラディカロシアン」。前回に引き続き、多彩なバリエーションをご用意しております。

◼︎坂本商店(日) / 姫路黒桟革(型押し)
・アップチャージ +¥13,200
・3色展開
兵庫県は姫路市に拠点を構える坂本商店が製造する「姫路黒桟革」は、国産黒毛和牛の原皮を使用し、鞣しから仕上げまでを一貫して自社で製造されている純国産の皮革素材。鞣しは姫路の伝統技法である姫路白革なめしをベースとしながら、品質の安定を目的として改良が加えられています。さらに、型押しで出したシボに漆を手作業で塗り、乾燥と塗りを繰り返すことで漆の光沢と厚みを生み出し、深い色調と艶をまとわせています。

◼︎ J.ベイカー社(英) / ヴォリンカ
・アップチャージ +¥66,000
・2色展開
幻のロシアンカーフを現代に蘇らせた「ヴォリンカ」。そもそもロシアンカーフとは18世紀の帝政ロシアの時代より、ロシアの重要な輸出品としてヨーロッパ諸国に輸出されていた高級革。その後に起こるロシア革命前後の時期にその製法の詳細が失伝したと言われており、未だベールに包まれた部分も多いことから神秘的な存在とされています。その伝説の革を再現したものが「ヴォリンカ」レザーです。英国の老舗タンナー、J.ベイカー社によって白樺、樫、柳の樹皮のタンニン液に浸しておよそ1年かけてじっくりとなめされた後、仕上げにロシア産の白樺のオイルを職人達が直接刷り込んでいきます。これはロシアで行われていた伝統的な工程と同じで、しなやかでありながらもとても頑丈で、耐久性と防水性に優れた革に仕上がります。

◼︎アース社(仏) / アニキスグレイン
・アップチャージ +¥12,100
・2色展開
先述のアニキスに使用される原皮をベースに、型押しが施された皮革です。カントリーブーツなどに使用されています。英国を代表する老舗ブランドも採用する、確かな実績とクオリティの高い素材です。

◼︎アノネイ社(仏) / アルカザール
・アップチャージ +¥8,800
・2色展開
ロシアンカーフ調グレインレザー。原版が破損し廃盤になっていましたが、昨年より生産を再開し、少量仕入れることが出来ました。なかなかお目にかかれない貴重な皮革です。

◼︎イルチア社(伊) / アリカンテ
・アップチャージ +¥11,000
・8色展開
イルチア社が手掛ける「アリカンテ」は発色がよく柔らかい、まるでシルクのような質感の素材。当皮革はいわゆる“銀付きスエード”と呼ばれ、スエードの裏面も通常はアッパーとして使える上質かつ堅牢な革となります。毛足が長くしっとりとした手触りで美しい色合いに仕上がっており、まさに高級スエードと謳うにふさわしい素材です。(※スキンステッチ不可)

◼︎チャールズ・F・ステッド社(英) / ヤヌスカーフ
・アップチャージ +¥11,000
・4色展開
スエードで有名なチャールズ・F・ステッド社が手掛ける最高級銀付きスエード。やや毛足が長く、しっとりとした質感が特長です。発色も良く、赤味がかった茶色はイギリス靴の定番色として浸透しています。

◼︎デュプイ社(仏) / ライニング
・アップチャージ +¥7,700
・2色展開
抜群の吸湿性とエイジングを楽しめることから、世界の名立たるメゾンブランドが手掛ける靴のライニングに採用されています。ソフトで滑らかな肌触りですが、やや張りのある仕上げが特徴です。前回は少量しか仕入れることが叶わず即完売してしまった「ブラック」ですが、今回は十分な数量を入手することができました。
あなただけの理想の一足、是非この機会に具現化してみてはいかがでしょうか。皆さまのご来店、心よりお待ちしております。
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