【NEW ARRIVALS】
FASHION & SPORTS WEAR
“britec”SERIES
【NEW ARRIVALS】
FASHION & SPORTS WEAR | “britec”SERIES
MACKINTOSH PHILOSOPHY
- 2025.09.08


頂上シリーズ「零」を“手染めでオーダー”する特別
頂上シリーズ「零」を
“手染めでオーダー”する特別
木型で選ぶ理想の一足|vol.1
ラウンドトウこそ、木型が選びの鍵
創業から25年にわたる歴史のなかで、様々なラスト(木型)を開発してきた三陽山長。
その全容を整理しつつ、一見わかりにくい微差を徹底解説する連載がスタート!
第一回は、大定番のラウンドトウ編。ラストの基本形といえるフォルムだけに
選びのポイントをきっちり把握することが肝心です。それでは行ってみましょう!
創業から25年にわたる歴史のなかで、様々なラスト(木型)を開発してきた三陽山長。その全容を整理しつつ、一見わかりにくい微差を徹底解説する連載がスタート!
第一回は、大定番のラウンドトウ編。ラストの基本形といえるフォルムだけに、選びのポイントをきっちり把握することが肝心です。それでは行ってみましょう!

【解説役】三陽山長 企画兼営業 / 濱田 甫
毎シーズンの新作企画を牽引しつつ、不定期で店舗接客も担当。お客様のフィッティングを通して得た現場の知見を、新ラスト開発にも活かしています。

【聞く人】革靴偏愛エディター / 小曽根 広光
数字の丸暗記が得意で、他人の携帯電話番号をソラで唱えて気味悪がられた経験あり。木型名も割とすんなり記憶できるけれど、なぜか歴史の年号だけは大の苦手。

【解説役】三陽山長 企画兼営業 / 濱田 甫
毎シーズンの新作企画を牽引しつつ、不定期で店舗接客も担当。お客様のフィッティングを通して得た現場の知見を、新ラスト開発にも活かしています。

【聞く人】革靴偏愛エディター / 小曽根 広光
数字の丸暗記が得意で、他人の携帯電話番号をソラで唱えて気味悪がられた経験あり。木型名も割とすんなり記憶できるけれど、なぜか歴史の年号だけは大の苦手。
合わせる服によって、最適なラウンドトウは変わります
合わせる服によって、
最適なラウンドトウは変わります


小曽根 ラウンドトウといえば、ほとんどの革靴ブランドが大基本に据える木型。ドレス靴にもカジュアル靴にも採用されますが、同じラウンドでも印象は全然違いますよね。
濱田 そうですね。たとえば上の写真をご覧ください。デザインは両方とも同じくUチップ。アッパーもともに黒のカーフレザーですが、右の「兼三郎」はぽってりとボリュームのある「R2021」ラスト、左の「匠 勘三郎」はスラッとした「R2010」ラストを採用しています。前者はオンオフ兼用靴用に近年開発したもので、後者は15年以上展開しているドレス靴用。ビギナーの方にとっては違いがわかりにくいかと思いますが、実際履き比べてみると印象がかなり変わって見えると思います。
小曽根 僕も昔、某社のプレーントウを複数のお店で試着したとき、デザインは同じなのに雰囲気が違う気がして不思議に思ったことがあります。今になって考えれば、片方はミリタリー由来のラスト、もう片方は矯正靴由来のラストを使ったものだったんですよね。ともあれ、木型が変わればマッチする服装も変わってくるというわけです。
濱田 まさしく。上の2足でいうと、骨太なワイドチノと合わせるならカジュアル木型の「兼三郎」、スリムなウールパンツと合わせるならドレス木型の「匠 勘三郎」が最適ということになります。ですので、合わせたい服や着用シーンに沿ったラウンドトウを選ぶと失敗がないというわけですね。
現在、三陽山長が展開するラウンドトウ木型は3種類
現在、三陽山長が展開する
ラウンドトウ木型は3種類


R2010
最もドレッシーなマスターラスト
最もドレッシーなマスターラスト
小曽根 さてここからは実際に、三陽山長の現行ラウンドトウ木型を詳しく見ていきましょう。まずは「R2010」。これはもう、真っ先に押さえておきたいラストですよね。
濱田 そのとおりですね。「R2010」は三陽山長のマスターラストに位置づけていまして、現在展開するすべてのラストの原点といえます。2010年、ブランド設立から9年目のタイミングで、前身の「201」ラストと交代する形で誕生しました。
小曽根 圧倒的ベストセラーのストレートチップ「友二郎」にも採用されていることから、ドレス靴用の木型なのがわかります。
濱田 はい、ラウンドトウのなかで最もドレッシーな位置づけになります。日本人の足型を丹念に研究して生まれた設計ですので、履き心地が大変快適なのも強み。日本人は幅広甲高というイメージがありますが、実際は甲が低い方のほうが多い。また踵が小さく、欧米の靴を履いたときにヒールが抜けやすい傾向にあります。そこで「R2010」ラストは、甲の立ち上がりを押さえヒールカップをコンパクトに設計。さらに土踏まずを絞り込んでフィット感も高めています。
小曽根 一見オーソドックスに見えて、実は日本人のための設計思想が随所に盛り込まれているんですね。
多彩なデザインバリエを展開

小曽根 ラウンドトウで最も歴史の長い「R2010」ラストだけあって、デザインのバリエーションも一番多いんですね。
濱田 冒頭にご紹介したUチップの「匠 勘三郎」もそうですし、そのほかにも多数のモデルをご用意しています。ちなみに写真は上から、パンチドキャップトウ「匠 弦六郎」、ストレートチップのサイドにエラスティック機構を取り入れた「友三郎」、ホールカット「匠 勇一郎」、ダブルモンクストラップ「匠 源四郎」となります。
小曽根 いずれもビジネスシーンにぴったりな佇まいですね。仕事用の靴をお探しなら、このなかから選べば間違いないはず!


R2021
オンオフ兼用靴のために開発した新定番
オンオフ兼用靴のために開発した新定番
小曽根 次は「R2021」ラスト。こちらはちょっと年月が飛んで、2022年から正式採用されたものなんですね。
濱田 もともと三陽山長はコレクションの大半をドレスシューズが占めていたことと、「R2010」ラストが非常に好評をいただいていたことがあいまって、長らくラウンドトウはほぼ「R2010」一本槍という状況が続いていました。しかし近年、大人のファッションが大きくカジュアル化し、ビジネススタイルのありさまも変わってきましたよね。そんな時流に応えるべく開発したのがこの木型なんです。
小曽根 位置づけとしては「オンオフ兼用」という感じなんですね。
濱田 基本設計は「R2010」がベースになっていて、トウ周りに適度なボリュームをプラスした形になります。なので「R2010」のフィット感がお好みで、もう少しだけカジュアルなものが欲しいという場合にぴったりですね。
今季は新作ブーツも仲間入り

小曽根 「R2021」ラストを採用した靴としては、冒頭に出てきたUチップの「兼三郎」、そして外羽根プレーントウの「兼一郎」が定番。さらに今季はブーツも加わっていますね。
濱田 実はこの秋冬、久々にブーツが旬といわれているんです。そんな機運に沿って新作を開発しました。左からカントリースタイルの「富士」、モンキーブーツ「白峰」、Uチップチャッカ「寿八郎」という名前です。12月上旬あたりにお披露目できると思います。
小曽根 いずれも頑健な顔つきですが、ガチガチのラギッドシューズよりも端正な印象ですね。これならウールパンツにも合いますし、大人のタウンスタイルに使いやすそうです。


R2025
ボリューム感を高めたカジュアルラスト
ボリューム感を高めたカジュアルラスト
小曽根 ラウンドトウの最後は、昨年から登場した「R2025」ラスト。三陽山長の木型って、誕生年がそのまま名前になっているんですか?
濱田 ラウンドトウに関してはそうですね。「R2021」だけ1年ズレていますが、実は開発されたのが2021年で少しブランクがあるという裏事情があります。
小曽根 なるほど。で、こちらは最もカジュアルなポジションということですね。
濱田 そうなります。カジュアルなUチップシューズをイメージして開発した木型で、「R2021」よりもさらにボリュームをもたせつつショートノーズ化しているのが特徴です。つま先に高さがあるため指先にゆとりが生まれ、より解放的な履き心地。それでいてヒールはコンパクトですので、フィット感にも優れています。
小曽根 見た目も履き心地も、おもに休日用の本格靴を探している方におすすめということですね。
素朴な顔つきのUチップを多彩な素材で展開
素朴な顔つきのUチップを
多彩な素材で展開

小曽根 今季「R2025」ラストを採用しているのは「兼四郎」のみになりますね。
濱田 既製靴のコレクションだとこの1モデルですね。ただ、アッパーの素材バリエーションは豊富で、ブラック、ダークブラウンのスエード、ダークブラウンのグレインレザーを製作しました。なので、スタイリングのイメージに合わせてお選びいただけると思います。
小曽根 三陽山長はこれまで、カジュアル靴でもどこかシュッとした顔つきの靴が多かったですが、こちらは素朴な雰囲気がいいですね。新しいファンが広がりそうな一足です!
STYLING.01

「ヴォリンカ」で誂えた三陽山長パターンメイドの一足。独特な菱形のシボが特徴で、ヘリテージテイストの色濃い一足に仕上がります。Uチップ「勘三郎」など、カジュアルなデザインの靴と相性抜群。
詳細はこちら
日本ならではの歴史が宿るレザーもあります。坂本商店というタンナーが手がける、その名も「姫路黒桟革」。国産黒毛和牛を原皮に用い、戦国武将の甲冑などにも採用されていた素材です。シボ革に手作業で“漆”を塗り込み、乾燥させては塗り重ねるという手間ひまかけた製法によって生まれるこの革は、シボの凸面に漆特有の黒光りが表れるのが特徴。その様子は“黒いダイヤモンドをちりばめたよう”とも評されます。摩擦に強く、耐久性に優れた靴に仕上がるのも特徴です。
詳細はこちら日本ならではのヒストリーが宿るレザーもあります。坂本商店というタンナーが手がける、その名も「姫路黒桟革」。国産黒毛和牛を原皮に用い、戦国武将の甲冑などにも採用されていた素材です。シボ革に手作業で“漆”を塗り込み、乾燥させては塗り重ねるという手間ひまかけた製法によって生まれるこの革は、シボの凸面に漆特有の黒光りが表れるのが特徴。その様子は“黒いダイヤモンドをちりばめたよう”とも評されます。摩擦に強く、耐久性に優れた靴に仕上がるのも特徴です。
詳細はこちら
RELAX BD SHIRT ¥22,000
KNIT T-SHIRT ¥17,600 / DENIM PANTS ¥24,200


森田 シャツ&ショーツの大人の夏カジュアルでは、スニーカーだと少々やぼったく見えてしまうし、革靴では重すぎな感がありますが、「涼二」は軽さと重厚感のバランスがちょうどいいので好相性です。ダブルモンクのディテールがある分さらに上品見えするので、ショーツとは言えラフになりすぎずに大人っぽい雰囲気にまとまります。






