

【LOAFERS COLLECTION】
いつの時代も色褪せない
定番かつ王道のローファー4選
【LOAFERS COLLECTION】
いつの時代も色褪せない
定番かつ王道のローファー4選
かつては春夏用の靴とされていたローファーも、いまや一年を通して活躍する革靴の大定番。シーズンレスであるのみならず、オンオフ兼用可能な汎用性も魅力です。ここ数シーズン、ビジネスウェアのカジュアル化によりその需要はいっそう加速し、さらにはスニーカーに食傷気味の方が脱スニーカーの初手としてローファーを選ぶケースも少なくありません。
三陽山長が手掛けるローファーは汎用性の高さはもちろん、快適なフィット感と確かな履き心地を両立したラインナップが揃います。今回はその中より厳選した4モデルをご紹介。長く愛用できる相棒と出会う、その一助としてお役立てください。
正統かつ王道の風格と共に
柔らかな履き心地を実現

【弥三郎/YASABURO】
アンライニングローファー
外観は正統かつ王道のコインローファーですが、一度足を入れてみるとその新鮮で柔らかな履き心地にきっと驚くはず。アッパーはきめが細かく上質なインポートレザーを採用しているため、一見革靴本来の履き味を想像される方が多いと思いますが、その予想をいい意味で裏切るアンライニング仕立てがもたらす至極柔和な履き味が、従来の革靴に対する概念を大きく変えてくれるでしょう。

甲を短めに設定し、丸みをもたせたフォルムが愛らしい一足。とはいえ決して野暮ったくは見えず、三陽山長らしい洗練をベースにしています。ローファーは踵が抜けやすいなどフィッティングが難しいものですが、R2010をベースに開発した「R2013」ラストは日本人の足にぴったり沿う優れたホールド感を実現。一格上の履き心地を味わえると評判です。

堅牢なグッドイヤーウェルト製法であることに変わりはありませんが、特筆すべきは「アンラインド仕立て」であるということ。ライニングを排すことで、より軽く、より柔らかく、より足入れが良くなりました。また、本作は色合いにも一工夫をしており、バーガンディのカーフにブラウンベースのカラーを重ねることで、奥行きのある表情に仕上がりました。
世代を超えて愛される
仕事も休日も楽しめる銘靴

【弥伍郎/YAGORO】
コインローファー
三陽山長のラインナップには欠かせないローファーの代表格「弥伍郎」。昨年、生誕十周年を迎えたことを機に、木型新たに生まれ変わりました。これまで採用してきたローファーラストR2013から、新たなローファーラスト「R2021S」で仕立てられた新生「弥伍郎」は、洗練された佇まいの中に優しさも覗かせます。

程よいボリューム感とバランスの良いラウンドトゥにより、ビジネスからカジュアルまで寄り添う汎用性の高いモデル。手縫いのモカステッチは職人仕事ならではの仕上がりです。木型はボリュームラストR2021をベースに、スリッポン用に改良した「R2021S」を採用。スリッポン特有の踵抜け、履き口の緩さをスリッポン用に修正しているラストは、脱ぎ履きのしやすさとレースアップシューズのようなホールド感を両立しています。

R2013ラストを採用していた従来の「弥伍郎」に対し、こちらの新生「弥伍郎」は程よく厚みのあるフォルムと主張しすぎないステッチが相まって、休日にも最適なたたずまいを叶えました。スーツスタイルを凛々しく演出するのはもちろん、休日には着脱のしやすさとラバーソールによる汎用性の高さ、そして、幅広い装いに合う懐深さを体感していただけます。仕事も休日も履くのが楽しくなる、そんな一足です。
脱スニーカーの初手筆頭
見栄えと履き心地を両立した万能靴

【悠弥/YUYA】
アンライニングローファー
柔らかな履き味と一日中歩いても疲れ知らずな軽快感を兼備する「悠」シリーズ。機能美と造形美を両立した靴が人気を博している昨今の時流に乗り、確実に支持を得ている同シリーズのシグネチャーモデルがこちらのアンライニングローファー「悠弥」です。オンオフ兼用可能な汎用性はもちろん、その精悍な見た目とは裏腹に爽快な履き心地を楽しめる一足です。

アンライニング仕様を採用するローファーの「悠弥」は、裏革がないことで、柔らかさと軽さを実現。セメント製法で仕立てることで、軽快な足取りを提供します。

こちらはオペラ社製スエードを採用。柔らかさはもちろん、キメの細かさが一見して上質なローファーであることを誇示。軽快ながら大人の品格も担保してくれます。

こちらもオペラ社製スエード。ソールにはビブラム社製のガムライトソールを使用しており、軽さ、屈曲性の良さ、そしてグリップ力やクッション性にも優れます。
優雅なたたずまいが叶える
大人の品格と洒脱な装い

【悠二/YUJI】
アンライニングビットローファー
「ビットローファー」は、サドルの代わりに馬具(ホースビット)の形を模した金具が付いたデザインのローファー。ホースビットは馬の口にはめる“くつわ”をモチーフにしており、もともとはウィメンズバッグに使用されていたものをローファーのデザインに取り入れたと言われています。革靴としては珍しく、金具の装飾が唯一無二の高級感を演出し、エレガントな雰囲気をまとっていることが最大の魅力。

先にご紹介した「悠弥」と同じく、こちらもアンライニング仕立てのモデル。抜群の柔らかさと軽さを実現しています

こちらはオペラ社製スエードを採用。革の柔らかさを引き立てるため、履き初めから馴染みよいセメント製法を採用しています。

上質なダークブラウンのオペラ社製スエードにゴールドのビットが映える一足。足元から装いを昇華してくれる一足です。
革靴本来の上品な印象を持ちながら、軽快なたたずまいで幅広いコーディネートに合わせやすいローファー。脱ぎ履きも容易で、適度なリラックス感を演出できる点も魅力的ですが、適正サイズで履かなければ踵が抜けてしまうフィッティングの難しさも。その点、三陽山長では日本人に最適な木型で靴作りを行っておりますので、理想の履き心地をご提供させていただけると思います。ぜひ一度、店頭にて実際にお試しください。
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