TOP > 三陽山長 > FEATURE > 【令和五年 立冬】新生オンオフ兼用靴の最適解 | ローファー編

ビジネスシーンにも休日カジュアルにも、足元から装いを格上げしてくれるオンオフ兼用靴。今シーズンの三陽山長には、そんな汎用性の高いデザインが数多くラインナップしております。

今回ご紹介差し上げるデザインは「Uチップ」。その名が表すとおりU字型のチップをアッパーの切り替えに用いたデザインで、先にご紹介したローファーと並び、スーツにもデニムにも似合う紳士靴の代表格です。これまで三陽山長が手掛けるUチップは「勘三郎」や「勘四郎」がお馴染みのモデルとして多くの皆さまにご愛用いただいておりますが、今シーズン、新たに"兼"の字をその身に宿す新作が登場。モデル名に"兼"の字を付与した理由、それは、オンオフ兼用靴として様々なシーンでご愛用いただけるようにという想いを込めているからに他なりません。

新たにご提案差し上げる「Uチップ」四選、理想の一足と出会うきっかけになりますと幸いです。

【兼三郎/KENZABURO】
Uチップ

オンオフ兼用、つまり、仕事にも休日にも最適な紳士靴の代表格といえば、やはりUチップは欠かせないでしょう。こちらはカジュアルラストR2021を採用する「兼三郎」。カジュアルとはいえ、緻密なハンドモカステッチやリッジウェイソール、光沢の美しいイタリアンレザーが紳士の品格を整えてくれます。

ラストはブランドの原点R202をベースとしたカジュアルラスト「R2021」を採用しています。ボリュームのある外観はそのままに、三陽山長特有の小振りなヒールカップ、 絞り込んだ土踏まずでしっかりとしたホールド感が特長。 見た目とは相反した心地よい着用感が感じられるラストです。

【兼三郎/KENZABURO】
Uチップ

令和四年秋、三陽山長のオンオフ兼用靴の最適解として生まれた「兼三郎」ですが、リリース当初はグレインレザーのみの展開でした。しかし、その汎用性の高いデザインと履き馴染みの良さから、スムースレザーでの展開を望まれる声を多く頂戴いたしました。より端正で洗練された印象を与えるスムースレザー版「兼三郎」は、お客様からの声が生み出した新作なのです。

ブラウンカラーの甲革には、フランスを代表するタンナー「アノネイ社」が手掛けるアニリン調のカーフレザー「ベガノ」を採用しています。ボックスカーフと違いタンナーで顔料による仕上げが施されていないので、透明感がありパティーヌやアンティーク調の仕上げが可能。経年美化による唯一無二の仕上がりが楽しめる素材です。

【兼三郎/KENZABURO】
Uチップ

三陽山長が誇る「兼」シリーズのフラッグシップモデル。細緻に縫われたハンドモカステッチが特長のUチップ「兼三郎」は、ストレートチップよりも堅い印象を与えず、フルブローグよりも落ち着きある足元を演出してくれる、絶妙なバランスが魅力的な万能靴。ビジネスではほどよいハズシとして、カジュアルではクラスアップに一役買ってくれる汎用性の高さから、持っておけばコーディネートが捗ること間違いなしの一足です。

フラッグシップモデルの「兼三郎」は、ブラックとダークブラウンの2色展開ですが、そのいずれも甲革にはフランスを代表するタンナー「アノネイ社」が手掛ける、しなやかで上品なシボ感が特長のグレインレザー「ラスティカーフ」を採用しています。この革は、半期に一度三陽山長各店舗にて開催されるパターンメイド受注会では"特別限定革"に名を連ねる希少素材です。

【弥三郎/YASABURO】
アンライニングローファー

「良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる」という有名な格言があります。良い靴の定義は人それぞれかと思いますが、間違いなく共通して言えることは"その靴を履いて外に出掛けたくなる"ほど愛用している、ということ。抜群の汎用性を誇る「兼三郎」も、きっとあなたにとって「良い靴」になり得るに違いありません。

スムーズレザーとグレインレザー、計4モデルとなった「兼三郎」は選ぶ愉しみをさらにご堪能いただけるラインナップが揃います。いずれのモデルにも共通採用されている「リッジウェイソール」は、波のように湾曲したブロックパターンが特徴的な底材。フィン状の溝が施され、あらゆる方向へのグリップ力を高めています。汎用性の高さが故に手に取る頻度が高くなることが想定されますので、底材も耐久性の高い素材を採用しています。

Uチップは1930年代頃に登場したと言われており、イギリスではカントリーシューズとして、フランスでは狩猟用として、アメリカではゴルフ用として使われるなど、国によって独自の発展を遂げてきました。

ストレートチップほど堅い印象を与えず、フルブローグよりも落ち着きのある絶妙なバランスが魅力のUチップ。国ごとに出自は異なるものの、スポーティな印象をまとっているのは明らかです。そのため、カジュアルコーデと好相性で、トラッド由来の大人な雰囲気が加味されて着こなしを格上げできるのです。また、いつものドレススタイルに足元からアクセントを付与することで、さらりとハズした装いが完成します。一足持っていれば幅広いシーンで活躍するUチップ、この機会に是非ご検討してみてはいかがでしょう。

新生オンオフ兼用靴の最適解 vol.1
-ローファー編-