今だからこそ買い!
コスパ優良のオンオフ兼用本格靴
テレワークの普及によってすっかり出番が減った紳士靴。と思いきや、長時間履く必要がなくなった今、紳士靴を気軽に楽しんでいる人が増えている模様。そんなドレス靴の中でも、休日と兼用できるタイプなら、新調するのにも前向きになるのでは?
イマドキ、紳士靴はオフで使えるかが選びのカギに
スニーカーもそろそろ食傷気味。長らく続いたトレンドに見切りをつけ、革靴に回帰する人が増えています。といっても、ビジネススタイルのカジュアル化やテレワークの普及によって選択肢はかつてのようにドレス靴一択ではなく、オフ履きもできる兼用紳士靴が人気です。
今回集めたのは、国産紳士靴の雄である三陽山長が誇るラインナップの中から、リアルにオンオフ兼用できる一足たち。アッパーのデザインだけでなく、ウェルトの形や歩きやすさも考慮して選んでみました。汎用性という点では、やはり黒レザーが優勢。このタイミングで新調するのに及び腰な人もいるでしょうが、オフでも履き回せるならコスパ的にも納得では?
スーツにおいては装飾性をアピール
オンオフ兼用の定番といえば、やはりフルブローグ、別名ウイングチップでしょう。そもそもカントリーシューズとして生まれた同タイプ。耐久性、耐水性を求めた結果生まれたデザインは、トラッドなスーツスタイルに華やぎを与えます。
デニムパンツとならタフさをアピール
アメリカントラッドとの相性の良さは言うに及ばず。こちらはアメリカンブローグタイプではありませんが、ハトメを露出させた外羽根仕様と厚みを持たせたソールによる重厚感が相まって、タフなデニムパンツと良く似合います。
【兼六郎/KENROKURO】
フルブローグ
フルブローグ
■アメトラ好きのツボを突くタフな作り
上でモデルが着用するのが、コチラの「兼六郎」。ブランド創設当時の木型R202をベースに現代的にアップデートを行った新作で、ストームウェルト&ダブルソールによるボリューム感が見どころ。穴飾りもやや大きめで、全体的に重厚感のある印象です。
【兼四郎/KENSHIRO】
ダブルモンクストラップ
ダブルモンクストラップ
■スラックスからカーゴパンツまで幅広く対応
フルブローグの兼六郎と同じ、アップデート版のR202を採用する「兼四郎」。そもそも存在感の強いダブルモンクに加え、ストームウェルト&ダブルソールが堅牢さをさらにアピール。アッパーに採用されたホーウィン社製クロムエクセルレザーが、経年変化も楽しませてくれます。
【流也/RYUYA】
フルサドルローファー
フルサドルローファー
■例えるならイタリア靴とアメリカ靴のハーフ
フルサドルローファーの「流也」。定番R309よりもややショートノーズになった新作ラストR3011の採用により、オンオフ兼用しやすいフォルムに仕上がっています。とはいえ、スクエアトゥは色気あり。カジュアルとエレガンスの、まさに中間的存在の一足です。
【鷲也/SHUYA】
ショートウィングチップ
■スマートな休日カジュアルにはコレです
スクエアトゥと小ぶりなヒールカップが特徴となる、新ラストR3011を採用する「鷲也」。英国クラシックなスーツに似合うショートウィングで、シングルソール然りドレス成分が多めですが、細身のリジッドデニムと意外にも好相性。いつもの休日カジュアルを上品に格上げしてくれます。