TOP > 三陽山長 > FEATURE > 【SANYO Style MAGAZINE】"違いがわかる男"になれる、 ストレートチップの選び方

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“違いがわかる男”になれる、
ストレートチップの選び方

以前のように頻繁に外回りをする機会が減った分、良い靴を履きたくなった。そんな人が増えている中、注目はストレートチップ。なんだかんだで紳士靴における王道ですからね。でも、王道ゆえに奥が深いんです。

ラストでこんなにも印象が違うんです

靴好きの人に「一足は持っておくべき紳士靴は?」と問えば、ほぼ100%の確率で「黒のストレートチップ」と答えることでしょう。フォーマルにおける基本であり、どんなプロトコルにもマッチするストレートチップは、いわば時代を問わない絶対定番です。昨今、ビジネススタイルも様変わりしましたが、それでもその立ち位置は変わりませんからね。ただし、ストレートチップだからといって、どれも同じではないんです。

ストレートチップである以上、様々なオケージョンに対応できる点は同じですが、ラスト(木型)によって印象は一変します。ベーシック&スタンダードだからこそ、その差異は結構目立つもの。その辺り、国産ブランドの雄である「三陽山長」はよ〜くご存知のようで、なんと3型のストレートチップを用意しているんです。

今回は、その3つのラストを比べて、それぞれの特徴とどんな印象になるのかをご紹介。自分好みな型を見つけてもらえれば幸いですが、いっそ大人買いしちゃうのもアリですよ!

この3足の違い、わかりますか?

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パッと見て違いに気づく方は、相当な靴好きとお見受けします。今回比べるコチラの3足は、左から「友也・友二郎・友之介」で、三陽山長としては真ん中の友二郎をストレートチップにおけるベンチマークとしています。その友二郎のみスワンネックステッチを採用していますが、それ以外は基本同じ。ただし、すべてラストが異なっています。

ラストで見れば、その違いはより明瞭に

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こちらがラスト。左からショートノーズスクエアトゥ・ラウンドトゥ・スクエアトゥとなっています。真ん中と左は少々見分けづらいですが、一番右のラストの違いは一目瞭然かと。それぞれの特徴とそのシルエットがもたらす印象については、以下をご覧ください。

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【友二郎/TOMOJIRO】
ストレートチップ

■どんなスタイルにもハマる、マチガイない一足
こちらは「友二郎」。ブランドの中でも最もスタンダードなモデルに位置付けられる一足で、特徴はラウンドトゥのラストR2010を採用している点。ブランド10周年を迎えた2010年に誕生したラストで、三陽山長のマスターラストとされています。小ぶりなヒールカップや低く抑えたニの甲と共に、フォーマルにおける王道的佇まいを披露。凛とした造形美は、まさに正統派といった印象です。

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【友之介/TOMONOSUKE】
ストレートチップ

■デキるオトコ演出には、シャープなこのラストを
スクエアトゥを採用した「友之介」。ラストは2010年に登場したR309で、三陽山長の中で最もロングノーズなR303をベースにしつつ、ノーズがやや短めになっています。とはいえ、スクエアトゥと相まってその印象は実にシャープ。低く抑えたニの甲と共に作り出す鋭いシルエットからは色気もにじみ、スーツにせよジャケパンにせよ、都会的で洗練された雰囲気を演出することができます。

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【友也/TOMOYA】
ストレートチップ

■大人の階段を上った人に、刺さるラストはコレ
上の友之介と同じスクエアトゥを採用しながら、さらにノーズをショートにした「友也」。ラストはR3010で、これは友二郎に採用されるラストR2010と、友之介で採用されるラストR309を融合させたもの。ゆえに、やや丸みを帯びたスクエアトゥになっています。つまり、正統派にして色気も両立するラストということ。酸いも甘いも噛み分けた、違いのわかる人から支持されているのも納得です。