ペットボトルの再生方法、そして私たちの思い。
ECOALF
- 2024.9.23
『第2の地球はないのだから』というスローガンを掲げるエコアルフが最も注力しているのは、原材料へのこだわりです。
すべての素材が地球から生まれているからこそ、次世代にも持続可能な資源を残すことを使命だと考えています。
今回は、ブランドの柱のひとつであるペットボトル再生ポリエステルを採用する理由を中心に、私たちの思いをお伝えします。
「未来を担う子どもたちに、ボロボロの地球を渡すわけにはいきません」。
創業者ハビエル・ゴジェネーチェが、幾度となく口にする言葉。国連が掲げるSDG’S(持続可能な開発目標)にも、サステナビリティに関する指標が複数存在します。服作りにおいて、それを実現するには、再生素材の使用は不可欠なのです。
サステナブルな素材と聞くと、主に有機(オーガニック)素材と再生(リサイクル)素材がありますが、エコアルフでは、後者を優先しています。それは、より環境負荷が低いと考えるから。さらには、天然資源の使用量を軽減できるのも大きな理由です。
廃棄物に新たな価値を与えるエコアルフの素材使い
エコアルフが使う再生素材は、主に6つ。
1)ペットボトル
2)破棄された漁網
3)廃タイヤ
4)コーヒーのカス
5)古着などの廃棄されたコットン
6)古着などの廃棄されたウール
これらを使用することで、①CO2排出の削減、②水の消費量削減、③有害化学物質使用の回避、④天然資源の最小限使用などが、実現可能となります。
また、いずれもゴミとなってしまうものですが、そこに新たな価値を与えることで、「ゴミ=ムダにはしない」という強いメッセージも発信しているのです。
―――――Waste is only waste if you waste it.
『 ゴミは無駄にするからムダになる。 』
リサイクルポリエステルとは?
その再生方法は、PETを化学的に分解し、フレークないしはペレットに形成する、ケミカルリサイクル。この方法で生まれた、純度が高く品質がよいリサイクルポリエステルは、ほとんど無限にリサイクルすることができるのです。非リサイクルPETに比べて、水消費20%、エネルギー消費50%、温室効果ガス60%の削減を実現します。
このため、リサイクルポリエステルは、循環系システムにおいて重要な位置を占めています。
リサイクル原料を回収から製造、販売に至るまでを管理。有害物質の混入をはじめとする物質的な品質面のみならず、労働環境などの倫理面も審査項目に設けられており、この認証を受けた製品は、厳しい基準を満たしたものとなっています。
再生ペットボトルができるまで
エコアルフでは、こうしたリサイクルの流れを、大人から子どもまで誰にでもわかりやすいように、グラフィカルなディスプレイで表現しています。
視覚的に工夫された展示を通じて、リサイクルの仕組みやその重要性を、幅広い世代の人々に伝えていきたいと考えております。
UPCYCLING THE OCEANSとは?
エコアルフでは、独自に財団を立ち上げて、UPCYCLING THE OCEANS=UTOと銘打ったプロジェクトを主導しています。目的は、海洋ゴミを回収・分別・再生し、製品として新たな命を吹き込むこと。エコアルフが使用するリサイクルポリエステルの中には、このUTOの活動によって回収された海洋ゴミとなっているペットボトルも含まれています。
なおスペインでは40の港で、タイでは5箇所、のべ3000人以上の漁業関係者が携わる一大プロジェクト。2015年以降、累計約500トンものの海洋ゴミを回収してきた実績もあります。
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View Details少しでも地球に優しい選択を。