【ALL THAT COLLECTION LINE 2024AW】 ポール・スチュアート「コレクションライン」に魅せられた男たち


 

 

男のドレス・スタイリングをもっと自由に、楽しく!―鴨志田康人がポール・スチュアート メンズのディレクターに就任して以来、アメリカで生まれ育った歴史あるブランドをベースに、時代のムードとモダンな匂いを香らせた「COLLECTION LINE(コレクションライン)」は、ポール・スチュアートのお客様にはもちろん、多くのファッション好きの感性を刺激し、唸らせています。

今回は、“コレクションラインに魅せられた男たち”と題し、20代から60代まで、5人の男たちのライフスタイルと好みのスタイリングに寄り添う、コレクションラインでの旬の着こなしをご紹介します。

 

Photo. Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

 

鴨志田ディレクションの特に色の選び方、色使いが絶妙で、アメトラ好きに刺さります
<三井物産株式会社 流通事業本部 ブランド&リテール事業部 ライフスタイル事業開発室 河口周一郎さん>

 

 

ポール・スチュアートは“アメトラ”を代表する高級スーツブランドだと思っていて、自分が担当していたときは、日本でもNYでもスーツを購入して、よく着ていました。
鴨志田さんがディレクターに就任した時に、鴨志田さんが若いときからポール・スチュアートをよく見ていて、非常に気に入っていたブランドだとお話を伺っていたので、今のコレクションラインを拝見しても、アメトラ好きの通に刺さるラインナップで、とても素晴らしく、さすがのセンスを発揮されているなと感じています。

ジャケットやボトムスはいろんな色を試す方ですが、コートはどうしてもベーシックな色とカタチを選びがちです。このコートは、アウターとしてとても新鮮で、ベージュのセットアップを着るような感覚で羽織ってみました。
今は、古着などヴィンテージブームも後押しになって、アメトラブームが来ていると思います。コアなデザインも通じるようになってきているので、コレクションラインではもっと攻めた鴨志田ディレクションを見てみたいですね。

 

 

 

デイリーに着こなしたい“テーラードジャケット未満、ワークウェア以上”のチョアジャケット
<株式会社ビームス プロダクト本部 BEAMS F バイヤー 間瀬裕介さん>

 

 

ビームスFでは、コレクションラインのデビューにあたる2020年秋冬シーズンから買い付けていて、弊社の西口修平と鴨志田康人さんの撮影(https://store.sanyo-shokai.co.jp/blogs/feature/gps-special57)にも立ち会いました。
初回はコート3型を扱いましたが、お二人のコート姿がかっこよくて、コートを購入したのも良い思い出です。

僕たち1990年生まれ以降のアメリカブランドに対するイメージは“アメカジ”の方が強いと思いますが、いわゆる“アメトラ”といわれる枠の中でも、ヨーロッパの空気感や色気が感じられ、さらに鴨志田さんのフィルターも通されたポール・スチュアートは唯一無二のブランドだと思います。

このチョアジャケットは、ワーク由来のデザインですが、コレクションラインではニットで表現。色も大人の雰囲気があり憧れているボルドーで、今日は黒のカットソーとスラックスでコーディネート。オールブラックにボルドーが引き立って、リラックスした等身大の着こなしになったのではないでしょうか。
自分は今年9月にバイヤーになったばかりで、これからコレクションラインの展示会などに伺いますが、商品の買い付けを通して、ビームスFのお客様にも鴨志田さんの思いやメッセージなどを伝えていきたいと思います。

 

 

 

様式美とルールがあるメンズクロージングの世界で、コレクションラインはもっと自由に着ることを許してくれる
<株式会社ebeWork代表編集者 江部寿貴さん>

 

 

鴨志田康人さんは、メンズドレスの世界で日本を代表するインターナショナルな存在で、普遍的なものを熟知しながら、アレンジを効かせるセンスが抜群に上手い方だと思います。

歴史とスタイルのあるメンズブランドでは、オーセンティックでクラシックな世界をやり続けなければならず、それは歌舞伎などの伝統芸能の世界に近い感じを受けます。鴨志田さんは、そこで変わらないことの難しさを軽やかに現代的なアプローチを盛り込む編集力が高く、“今新鮮なモノとして見えるか”という世界観の作り方がとても上手ですね。

60年代のカリフォルニア・マリブの伝説的なサーファーMiki Dora(ミッキー・ドラ)は、海パンの上にTシャツ、コートという写真を遺していて、それが強烈にカッコイイのですが、今日はそれをイメージして、カナディアン・コートをアイデアソースにしたコートと、タブカラーのシャンブレーシャツをラフに着ました。コートは見た目以上に軽くて、温かい。海の匂いにも似合うコートです。

 

 

 

ハズして着ているつもりはなくて、僕なりにアンバランスとバランスのぎりぎりを狙っているスタイリング
<スタイリスト/エディストリアルストア店主 小沢宏さん>

 

 

鴨志田康人さんとは長い付き合いですが、彼を語るときに、クラシック、トラッド、ドレッシーなどのキーワードに集約されがちです。このポール・スチュアートのオリジナル記事のアーカイブを見ていただければ、彼が衣食住全般、あらゆるジャンルに好奇心を持ち、精通していることが分かって、その懐の広さもまた彼の表現になっているので、今日は、自分のキャラクターに合って、鴨志田さんがコレクションラインで伝えたいことを解釈してスタイリングしました。

コレクションラインのジャケットに、着ていたセーターを脱いで肩にかけ、イギリス製のバンドカラーシャツ、オーバーサイズのデニム、白黒コンビのローファー、ニット帽という匿名性のあるアイテムを合わせて、僕なりにアンバランスとバランスのぎりぎりを狙っています。

17日(日)まで、青山本店で『アネモネ』のポップアップを開催していますが、たとえば、洋服好きの若い世代がやっている古着屋に、このコレクションラインが置いてあったら、もっと新しい世代にリーチしていけるはず。コレクションラインには、値段とブランドのカンバンの先にある“誰も想像できないところ”に行ってほしいと思います。

 

 

 

今日は、古着のパンツを主役にして、珍しいブラックツイードのブレザーを着たい気分
<株式会社三陽商会 事業本部 商品運営課 土田涼介さん>

 

 

入社して最初の配属がポール・スチュアートで、今は部署が違いますが、鴨志田康人ディレクターが手がけるコレクションラインは、「クラシックでかっこいいな」と常にチェックしています。
トラッドやクラシックが感じられる服装が好きなので、今日は、コレクションラインのブレザーに、トーマス・メイソンの生地でラウンドタブのオーダーシャツに、今季のドレイクスのネクタイ、カーディガンをタックインして、パンツはラルフローレンの古着です。

ブレザーは大好きで7~8着持っていますが、このブレザーはラペルが太くて、がっしりした生地で、より男性的に見えるダブルブレストに惚れました。
ポール・スチュアートのオーセンティックラインの正統派の良さに対して、コレクションラインは遊び心が刺さります。自分が洋服を買う基準は、長く着られて、着回しが利くことなので、ポール・スチュアートにはドレスシーンを牽引していくブランドになってほしいと思います。

 

 

 

 

Paul Stuart 青山本店 anemone selected vintage POP UPのお知らせ

ポール・スチュアート青山本店 コリドーにて、ヴィンテージショップ『anemone(アネモネ)』のPOP UPを11月17日(日)まで開催中。
ポール・スチュアート ジャパンディレクター 鴨志田康人氏とanemoneオーナーの提橋(さげはし)良太氏が厳選したアイテムがラインナップします。
ぜひこの機会にご来店ください。
詳細はこちら

ポール・スチュアート青山本店「VIOLIN RECITAL」開催中

毎週日曜日にポール・スチュアート青山本店でヴァイオリン リサイタルを開催しています。プロのヴァイオリニストをお招きして、14:00~14:30と15:00~15:30の2回の演奏を行います。
11月24日(日)はヴァイオリニストの溝邉 奈菜さん(みぞべ なな)さんが登場します。
開催中は、ドリンクの無料サービスもございますので、ぜひご来店ください。
詳細はこちら

ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00