MEN’Sドレスアップコーディネート「コンテンポラリー・クラシックを美しく装う現在地」


 

Photo. Riki Kashiwabara,Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

 

 

パーティーのインビテーションを受け取ったとき、着こなしで考えるのは、トレンドを捉えつつ服に着られないようにすることです。今日は結婚式の二次会を想定して、今の時期ならではのコーデュロイジャケットにクレリックシャツとアスコットタイ、そしてジャケットのキャメルとパンツの白を組み合わせました。
Vゾーンはネクタイだと堅苦しい雰囲気になるかなと思い、シャツのボディのピンクと合わせて人目を惹くアスコットタイをチョイス。華やかな場所にふさわしいVゾーンを工夫してみました。
プライベートでもジャケパンスタイルは多く、ホワイトデニムなどはよく穿きますね。スカーフやネッカチーフもよく使うので、普段着のアップグレードな感じで装うことができました。

 

 

 

 

 

30代半ばから後半になってくると、友人や後輩の結婚式が増えてきます。今日は、「お昼の結婚式」を想定してコーディネートしました。日中のセレモニーなら、金ボタンのネイビーブレザーにシャツ、ボウタイ、チーフで大丈夫。ポイントはシャツをボタンダウンではなくワイドカラーにして、チーフはコットンでスリーピークスに。これが夜の式なら、ダークスーツが望ましいですが、チーフはシルクになります。 ボウタイは、華やかに見えて、キャラクターが引き立つアイテムです。メガネと同じように印象に残る小物の一つなので、仕事のときにも効果的に使っていますね。靴は、ポール・スチュアート流では茶色を合わせるブランドポリシーなので、茶を合わせています。
ネイビーブレザーは一枚持っているととても重宝します。普段着ならチノパンとボタンダウンシャツにストライプやチェックのネクタイを合わせて、緊張度のあるシーンではボトムスをグレーや白のスラックスにすると、すっきりフォーマルなシーンで着映えがします。晴れの場での着こなしにお困りなら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

パーティーのお誘いが来たら、まずドレスコードを確認して、どういうイベントなのかを想定します。そして、その場に着ていきたい色を重要視しながらコーディネートを考えます。今日は、今の時期ならではのクリスマスカラーを入れたカラーリングで、華やかさや明るさを表現。フォーマルやパーティーになるとダークになりがちですが、ネクタイの色柄などのコントラストで楽しさをアピールします。 パンツは、青山店の淺野君が着ているコーデュロイジャケットとセットアップで着られるもので、カシミヤ混の柔らかな素材感や色合いのきれいさが気に入っていて、気持ちよく穿きこなせます。
メンズ館のポール・スチュアートには、「こういうシチュエーションに着用していくから、こんな色柄のネクタイが欲しい」という感度の高いお客様が多く、お買いものを楽しまれています。