Monthly New York Report 2020 2(FEBRUARY)


 

Edit. FUTURE INN

 

 

5年ぶりの営業再開で、場所は変わったけれど、雰囲気は昔のまま

 

“Pastis is Back!”――昨年、美食家のニューヨーカーを熱狂させた出来事の一つが、人気フレンチビストロ「Pastis(パスティス)」の5年ぶりの営業再開です。

パスティスは、かつて精肉店の工場として活気のあったミートパッキング地区に1999年に創業。有名人やセレブ、著名なファッション関係者が頻繁に訪れるレストランとして人気になり、創業当時はなにもなかった同地区にはオシャレなレストランが建ち並んでいます。

 

 

パスティスは惜しまれつつ2014年に閉店しましたが、昨年、前店からほど近いガンズヴート・ストリートにオープン。ブレックファーストからランチ、ディナー、週末のブランチをサービスする同店は早くも大人気で、インテリアのシグニチャーであるサブウェイタイルやモザイクタイルの床、日替りメニューが書かれたビンテージミラー、木製のドアなどが昔の雰囲気を彷彿とさせます。

パスティスの指揮を執るフロアマネージャーのダリル・ディスモンド氏はダンディで有名で、彼が愛用しているのが、ポール・スチュアートのまったく新しいオーダーメイドのエクスペリエンス「 customLAB at Paul Stuart(カスタムラボ)」です。

 

 

お客様のフィット感と仕様に合わせた特別な服、シャツ、ネクタイをお届け

 

カスタムラボは、ポール・スチュアートNY本店で昨年ローンチした男性向けの新しいオーダーサービスで、クリエイティブディレクターのラルフ・オリエンマは、「カスタムラボで創られるスタイルを“アメリカン・サルトリアル”と呼びたいと思います。この新しいコレクションにより、お客様は、サルトリアル・ジャーニーの最初のブランドと出会うことができます」と説明します。

カスタムラボは、生地、ラペルの形やボタンなどのディテールをカスタムすることができ、世界中の最高級の生地ファクトリーと最先端のアトリエとのコラボレーションにより、オーダーメイドのスーツ、ジャケット、パンツ、さらにシャツ、ネクタイまでを4週間でお届けします。

生地は、ロロ・ピアーナ、ソルビアーティ、ヴィターレ・バルベリス・カノニコなど、英国とイタリアの一流ファクトリーから供給されるさまざまな重量のウール、リネン、シルクをラインナップ。シャツ生地ではトーマスメイソンなども揃えます。

 

 

細部のこだわりは、フランス料理のこだわりと似ている

 

カスタマイズ、モダンなスタイル、4週間の納期、リーズナブルプライス――現代のジェントルマンが望むすべての要素を満たすカスタムラボについて、パスティスのフロアマネージャーのダリル・ディスモンド氏は、「今の自分には完璧なスタイルが求められていて、それは“クラシック&モダン”です。ポール・スチュアートのカスタムラボは、他人とは違う、自分だけのスタイルを作ることができ、その細部のこだわりは、フランス料理のこだわりと似ています」とコメントします。

 

 

 

Information

 

Pastis
52 Gansevoort Street, Manhattan, NY 10014
(212) 929-4844