【AOYAMA FLAGSHIP STORE OPEN PART-3】STORE MANAGER RECOMMENDED 青山の大きなクローゼットで、 自分のとっておきのワードローブを。
天井高4.3メートルを活かしたメンズのテーラードルームで、この新しいフラッグシップストア「ポール・スチュアート 青山本店」をどうお客様に使いこなしてほしいかを店長の加賀谷新吾に尋ねると、「この伸び伸びとした空間をご自身の大きなクローゼットだと思っていただき、お好きなワードローブを選んで着る楽しみや喜びを感じていただきたいです」とコメント。オープン特集第3回は、加賀谷店長によるショップナビゲーションです。
Photo. Yoshihiro Tsuruoka / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN
開店は朝11時。表参道の旧店でおなじみのメンバーも揃いました
11月7日にオープンして3週間、新店はお客様の目にどう映ったか
──北青山の「the ARGYLE aoyama(ジ アーガイル アオヤマ)」1階に、ポール・スチュアート 青山本店がオープンして3週間。反響はいかがですか?
加賀谷 とても多くのお客様にご来店いただき、「ずっとオープンを待っていた」というお客様も大勢いらっしゃって、期待の大きさを感じました。立地では、「駅から近くなって来やすくなった」という方や、店には、「表参道の重厚でクラシックな雰囲気から、コンパクトだが洗練されたイメージへの変化が伝わっている」といううれしい声も聞こえてきました。
──路面店の役割とは何だと考えていますか?
加賀谷 フラッグシップストアは、ブランド全体の世界観をストレートにお伝えできる場所であり、直営の路面店には、店独自の発信力も必要です。この空間と商品、スタッフの力を最大限に活かす演出をしていきたいですね。
【メンズ】加賀谷店長のこの時期のお薦めは、ミッドナイトブルーのタキシード。「黒はフォーマル過ぎる」というお客様に喜ばれるエレガントな一着です
【メンズ】「お薦めのシャツ&タイのコーディネートを」とのリクエストに応えたチョイス。大柄のネクタイがVゾーンに映えます
【メンズ】ポール・スチュアートファンが、「おっ!」と驚く、MADE ON MADISON(MOM)のガウンも登場。MOMはNY・ミッドタウン45丁目にあるポール・スチュアート本店上の工房にてハンドメイドで作っているスペシャルな商品で、ガウンを羽織れば、冬のおうち時間も格別。少量の入荷なのでお早めに!
お店に入って感じる、空間のメッセージと商品のメッセージ
──日本におけるディレクターの鴨志田康人さんが手がける「コレクションライン」の反響はいかがですか?
加賀谷 青山本店にはコレクションラインがフルラインナップしているので、ポール・スチュアートが変わろうとしているメッセージは届けやすいと感じています。
──青山本店限定アイテムも見どころがたくさんありますね。
加賀谷 青山本店限定アイテムにはブランドのメッセージが詰まっています。たとえばメンズの4つボタン・ダブルブレストジャケットなどはリラックスして着用できる一着ですが、素材やシルエットに“ちょうどいいドレス感”があって、旬のコーディネートをお楽しみいただけます。
【メンズ】ビッグバッファローチェックのアルパカシャギーを使用したピーコートは、青山本店限定アイテム
【メンズ】メンズのカジュアルルームは自然光が入るので、人気の玉虫素材のコートなどがよく映えるのが特徴。外から中を覗く男性もよく見かけます
【メンズ】ホリデーシーズンの“プラスワン”ギフトとして人気の高いソックスは、色・素材のバリエーションが豊富。グローブやベルト、マフラーもギフトアイテムとして定番で、今年は店頭限定発売のオリジナルマスクも密かな人気です
【メンズ】テーラードルームの奥にある広々としたフィッティングルームは、テーブルと椅子を揃え、メイドトゥメジャーなどのカスタムに使用するスペース。バンチブック(生地見本)や裏地・ボタンなどの仕様見本も完備し、大きな三面鏡が気分を高めます
パートナーとご一緒に、お買いものをして、夜のバータイムも愉しんで
──加賀谷さんは池袋東武で店長経験があるそうですが、百貨店のインショップと路面店ではお客様の楽しみ方も変わりますよね。
加賀谷 そうですね。ポール・スチュアートの直営店はメンズとウィメンズの両方があるので、パートナーとご一緒に来店されるお客様がとても多いです。午前中に来店されてお買いものを楽しんでランチに行ったり、夕方から夜に来店されて、店内奥にあるバー「The COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」でお酒を召し上がったり。まだオープン3週間ですが、このお店を上手に使っていただいていると思います。ウィンドウからコレクションラインの服を見て、興味を持っていただく若い方もいらっしゃいますね。
【ウィメンズ】ウィメンズの青山本店限定アイテムを揃えたラックと、着こなしに人気の小物たち。特に、“ちょうど可愛いサイズ”のスモールバッグは大人気で、ドレスアップからキレイめカジュアルまで幅広く使えます。限定アイテムのコーディネートはこちらをご参考に
【ウィメンズ】これからの時期のお出かけは何かと荷物がかさばりがち。定番として人気の高い「ファーストバッグミニ」(下)や、「エアリーレザーボストン」(上)は、着こなしの雰囲気をグッと高める人気デザインです
【ウィメンズ】ホリデーシーズンのギフトとして人気のアクセサリー類や小物。スカーフやマフラーなどはプレゼントの定番ですが、今年はガラスパールなどをあしらったアクセサリーがお薦めです
ストア中央のコリドー(通路)を利用したポップアップもお楽しみに!
──12月25日(金)まで「AFRIKA ROSE(アフリカ ローズ)」のバラの販売も行っていますね。
加賀谷 路面店のエントランスからすぐの場所にバラを展示しているので、花の色に誘われて入ってこられる方も大勢います。日本の男性は、花を贈るのはどこか照れくさいところがあると思いますが、「アフリカ ローズ」はパッケージが素晴らしいので、説明すると購入される男性が多いですね。これからのホリデーシーズンにぜひご利用ください。
【ポップアップ】加賀谷店長も奥さまに買って帰ったというバラの専門店「AFRIKA ROSE(アフリカ ローズ)」が提供する世界最高品質のケニアの薔薇
【ポップアップ】コリドーにあるレザーソファ、コーヒーテーブル、ティーカート、ヴィンテージコートスタンドなどは、インテリアショップ「Lloyd's Antiques(ロイズ・アンティークス)」の出張販売
これから、ここからがスタート。一から店を育てていきたい
──加賀谷さんは「店長」をどういう役割として捉えていますか。
加賀谷 私の仕事は、お客様とスタッフがしっかりした関係を築くためのマネジメントだと思っています。私自身もたくさんのお客様と話をしながら、ポール・スチュアートの新しい世界観をしっかり伝えていきたいですね。
ショップの閉店時間20時になると閉じるコリドーの両脇の扉は、ポール・スチュアートNY本店内で使用されている古びた銅を装飾した壁「THE WALL(ザ・ウォール)」からイメージされたもの。中の照明が落ちて、スポット照明だけになると、夜の雰囲気がグッと高まって、奥のバーへと誘います
加賀谷新吾店長は、2014年入社の40歳。池袋東武での店長経験を経て現職
ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
〒107-6601 東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「The COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
営業時間 18:00~24:00
※11月28日(土)~12月17日(木)まで18:00 ~22:00