TOP >【2025 Autumn & Winter Styling by 望月律子＃04】定番ウールコートの“今”の着こなし３選

【2025 Autumn & Winter Styling by 望月律子 #4】

定番ウールコートの“今”の着こなし３選

スタイリスト望月律子さんによる、マッキントッシュ ロンドンの連載第４回は、「定番ウールコートの“今”の着こなし」。
「ここ数年はビッグシルエットが主流でしたが、今季はクラシックに回帰。どこか懐かしさを感じるデザインも、ディテールや素材はしっかり進化しています。そしてインナーの色や柄、素材のコントラストなどで、今年らしい着こなしになります」と望月さん。
定番モデル「KEIGHLEY（キースリー）」「BANTON（バントン）」「DURRIS（デュリス）」の新作と望月さん流スタイルをチェック！

COAT #01   KEIGHLEY

Style＃01

今どきピーコートはワンピースで、
エレガントに着こなして

ロズリー フード ショート

「永遠のトラッドアイテム、ピーコート。そのアップデート版が〈キースリー〉です。ボタンの大きさや位置、太めの袖、シャープな襟と、ディーテルをほんの少しシャープになり、洗練された印象に。しなやかで光沢のある素材感が、レディな表情を引き立てます。ベージュカラーのピーコートというのも、新鮮ですね。カジュアル寄りのピーコートに、あえてデニムではなく、シフォン素材の幾何学柄ワンピースを合わせてみましょう。程よいシアー感が今っぽさを語ります。冬のコートにシーズンレスな素材をミックスすることで、軽やかな“抜け”が生まれ、旬な着こなしに。」

コート　¥121,000
ワンピース　¥79,200
バッグ：スタイリスト私物
靴：参考商品

COAT #02  BANTON

Style＃01

コンパクトな肩でつくる、
大人のきれいめカジュアル

ロズリー フード ショート

〈バントン〉は、肩まわりがコンパクトで、すっきり見えるシルエットが魅力。リバー素材の上品な艶と膝丈のバランスが、今年らしいクラシックなムードを漂わせます。オフィスに似合う、きちんと感がありますが、今回はあえてファージレとデニムで、品よくカジュアルにまとめてみました。 暖冬の今は、コートの前を開けて羽織ることも多いですよね。そんな時、ファージレを重ねれば暖かさも十分。肩がコンパクトなコートだからこそ、インにはシャツやタイトなニットが好相性です。そこにジレをプラスすることで、ほどよいリッチ感と抜け感が両立。仕上げにヒールを合わせて、大人のきれいめカジュアルの完成です。」

コート　¥132,000
ファージレ　¥53,900
ブラウス　¥36,300
パンツ　¥33,000
バック　¥48,400
腕時計：スタイリスト私物
靴：参考商品

Style＃01

淡色リバーコートで楽しむ、
冬のパステルコーデ

ロズリー フード ショート

「大きめの襟とややドロップした肩が包み込むようなシルエットの〈デュリス〉。少しグレイッシュなオフホワイトは、ピンクなどのパステルカラーと相性抜群！今季は冬にあえてパステルを合わせるのがトレンドです。 ニュアンスのある淡色コートは、インナー次第で印象を変えやすく、ボトムに濃色を合わせた時にも全体のバランスが取りやすいのが魅力。今回はピンクのニットに白スニーカーで甘口スポーティに。グレーのクロップド丈テーパードパンツを合わせて、シックにまとめました。シンプルなコートだからこそ、淡色を活かしたスタイリングが自由自在に楽しめます。」

コート　¥143,000
ニット　¥36,300
パンツ　¥36,300
ストール　¥59,400
ネックレス、バッグ：スタイリスト私物
靴：参考商品

スタイリスト
望月律子

ベーシックでありながら洗練されたスタイルで支持を集めるファッションスタイリスト。小学館『Precious』や講談社WEBマガジン『mi-mollet』をはじめ、雑誌・広告・イベントなど幅広く活躍。ブランドとのコラボレーションやトークイベント、スタイリングイベントも多数手がける。大人の女性が自分らしく輝くための完全予約制ファッションレンタルサロン『Allons-y』を主宰。著書に『望月律子のBASIC THEORY』（ワニブックス）。

Instagram：＠ritsukomochizuki