【Paul Stuart Womens 2023 SUMMER COLLECTION】 ─株式会社フロントステージ代表 千田絵美さんのワーキングスタイル─ 服装は仕事相手に対するメッセージ。「仕事着上手」になるコツ、教えます!


 

「広報・PRという仕事柄、クライアントの経営陣や広報担当役員の方はもちろん、新聞記者やビジネス雑誌の編集長、テレビ番組のプロデューサーなどとの打ち合わせや取材同席、記者発表会など、かっちりした場面も多いので、立ち会いで気をつけているのは、自分が目立たないことと、クライアントの広報担当として恥ずかしくない格好をすること。“クライアントが主役で、私たちは黒子”の仕事なので、黒やネイビー、グレーや白を基調にしたシックなカラーのスタイリングを心がけています」と語るのは、株式会社フロントステージ代表の千田絵美さん、42歳。
ベーシックなカラーのほかに、ブルーグレーやピンクベージュも好みで、昨年秋に、新しい時代のリーダーとして情熱的に働き続けたい女性のためのメディア『PRESIDENT WOMAN(プレジデント ウーマン)』編集長の木下明子さんのFacebookを見て、ポール・スチュアートとプレジデント ウーマンのコラボスーツ(https://store.sanyo-shokai.co.jp/blogs/feature/lps-special132)にひと目惚れ。その場でECサイトで即購入されたそうです。

 

Photo. Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 


洋服が大好きだから、似合う色やカタチにとてもストイックになります

「ポール・スチュアート」は、メンズの仕立ての良いブランドというイメージでした。もちろんウィメンズがあることも知っていましたが、今の私には敷居が高いというか、もう少し自分が成長して、貫禄や深みが出てこないと似合わないのではないか、という印象がありました。木下編集長のFacebookを見て、ずっと探していたブルーグレーのスーツと出合い、着心地が良いので、仕事着として愛用しています。

 

このスーツは、「ビジネスパーソンとして、信用していただけそうな印象のスタイリングができる」ことはもちろん、上質なのに主張しすぎず、その場の空気をスタイリッシュに格上げしてくれる気がします。3月に娘の卒業旅行も兼ねて、福岡と、実家のある山口県に行ったのですが、その時にも重宝しました。スニーカーと合わせてカジュアルにも着こなせて、旅行中もコンパクトでシワになりにくく、こんなに幅広く使えるのかと驚きました。

 

 

30代後半からは、「今の自分の顔と服が釣り合っているかどうか」を細かくチェックしています。20代はどんな色でも着ていて、30代は、自分に似合う色を着ていましたが、最近は、半年ぐらいで肌感が変わっていくので、顔が浮いてないか、若作りに見えないかなども気にしていますね。洋服が大好きなので、似合う/似合わないにはとてもストイックになります。

 


【コーディネート①】
普段はあまり着ない、パンツルック・ルーズシルエット・柄物の3つのポイントを軽々とクリア。「似合うかな?」と思いましたが、しっくりきたのがビックリしました

 

 

 

 

【マイクロチェックダブルジャケット】
【マイクロチェックテーパードパンツ】

薄くて軽く、さらっとした肌触りで、ストレッチも効いているウールとポリエステル素材の、浅めのダブル前になったVあきジャケットと、タック無しで腰まわりもすっきりとした、きれいなシルエットのテーパードパンツ。ジャケットは、一見すると無地に見える極小のチェック柄で着回しもしやすく、セットアップだけでなく単品の羽織りジャケットとしても、旬なスタイリングが楽しめます。パンツは、センタープレスがスマートで脚長に見せてくれます。

 

【ライトコットンブラウス】
肌ざわりの良いソフトな素材感が着心地も良く、ジャケットインナーとしても万能なブラウスは、しなやかでソフトな肌ざわりとドレープ感が特徴の素材を使用。フロントにピンタックデザインを入れて胸元にエレガントな表情を出しています。

 


仕事着を選ぶときは、TPOと、広報PRのプロであるPRエージェンシーの代表取締役らしいかを常に気にしています

弊社はPRエージェンシーで、広報PRのプロフェッショナルなので、普通のビジネスマン以上に仕事着に気を遣う必要があります。一番大事なのはTPO(Time=時間、Place=場所)、Occasion=場合・機会)です。「どのような場面で、どのような相手とコミュニケーション取る時に、相手を不快にしないか」ということを意識してスタイリングを考えます。

 

その場所や相手に合わせた服装をすることがマナーであり、相手への思いやりであると考えていて、服装は相手に対するメッセージですね。スケジュールを見ながら、前日の夜にコーディネートを考えます。

 

仕事で着る服なので、必ずしも高価なものでなくてもいいのですが、生地感が上質かどうか、シルエットはルーズすぎずタイトすぎないか、年齢に見合っているか、顔と服が合っているかも確認します。

 

私は、骨格診断やカラー診断も受けて、自分の骨格や顔など、もともと持っているものを活かすスタイリングを工夫しています。例えば、私は肩幅がせまく、なで肩、腰の位置が低いといった特徴があるので、パリッとしたカラーのシャツやカッコ良いトレンチコートが似合いません。ふんわりした要素のあるブラウスや光沢感やとろみのある素材、コンパクトにフィットするものが身体の特徴を活かせるので、そうした服を選んでいます。

 

バッグも靴も色を統一していて、黒かベージュ(もしくはピンクページュ)の2色です。バッグと靴の色と一緒にするとスッキリとまとまって見えますが、似たようなものばかり何個も持っています(笑)。

 


【コーディネート②】
ジャケットは大好きなカタチで、ワンピースは仕事でもよく着ますが、柄物のワンピースはあまり着たことがありません。ちょっと遊び心があって、ワードローブに加えたいです

 

 

 

 

【カールマイヤーノーカラージャケット】
上品で優しい印象のラウンドカラーの1つボタンジャケット。ネックラインから胸元にかけてVラインに開けて抜け感を出し、インナーの胸元がきれいに見えるようにしています。型崩れしにくく、軽量で、シルエットがきれいに出るサマーウール素材を使用し、生地の柔らかさと光沢を引き出す加工を施しています。

 

【ドットバリエーションプリントワンピース】
ウエスト切り替えで、共地のサッシュベルトをしてもしなくてもスタイルの決まるワンピース。天然素材感覚の柔らかいタッチの薄手素材で、ソフトでさらりとした風合いが特徴です。

 


トレンドを仕事着に取り入れるのが上手な女性が増えている一方、時間がなくて「似たような服になる」という悩みもよく聞きます

一緒に仕事をしている女性や弊社の社員を見ていると、本当におしゃれな人が増えたなと思います。皆さんSNSを上手に使っていて、簡単にトレンド情報やアイテムの情報を手に入れやすくなったというのは大きいのかなと思いますね。

 

その反面、女性は、仕事・育児・家事・介護などに時間をとられて、ゆっくりモノを選ぶ時間がないのも事実。「どうしても似たような服ばかりになる」という悩みもよく耳にします。私は、仕事で見るプレジデント ウーマンやファッション誌で気になるものがあったらメモをしておき、移動時間や夜のちょっとした時間にリサーチしてネットショッピングすることが多いですね。

 

どうしても実物を見てみたいときには、仕事の移動中に5分だけ、10分だけ立ち寄ることもあります。実際に見てよければその場で即決して、「すぐに出るので包装は簡単でお願いします!」とスタッフさんを急かしてしまうこともしばしばです(笑)。

 

 


「仕事着上手」になるには、色は3色に抑え、スタイリングを楽しむことです

私もまだまだ勉強中ですが、靴やバッグも含めて、スタイリングは「3色以内」に抑えることで、全体的に統一感がでてすっきりまとまると思います。TPOと、相手の方への思いやりは着こなしの前提ですが、「明日この人に会うから、この服を着よう」とか、「この会社の方と会うから、コーポレートカラーの緑をポイントに入れてみよう」、「前回この服を褒められたから、色違いの服を着ていって、前にお会いした時のコメントがうれしかったので」と話のネタにしよう、と考えるのは楽しいことです。そうしたワクワクした気持ちや、相手の方への敬意は不思議と相手に伝わると思います。

 

もちろん、ハードな交渉の場や、緊迫したミーティングもあると思いますが、そんな時は、自分を奮い立たせるアイテムを決めておいてそれを身につけると、前向きなエネルギーが出てくるのではないかと思います。

 

7年前に、自分が得意だった広報・PRの会社を作りました。創業時から、「10年で100人の会社にする」と公言していて、現在は20人ほどなので、もっと頑張らないとですね。広報・PRは日本ではまだまだ認知度の低い仕事なので、私たちはPRのプロフェッショナルを育てて排出することが、社会貢献になると考えています。

 

昨今の女性活躍推進法などと相まって、役職に就かれる女性が増え、ビジネスシーンにおける仕事着のあり方に意識が高い方が増えたと思います。ポール・スチュアートには、忙しい女性は上下揃っていると使いやすいので、セットアップやスーツのバリエーションを増やしていただきたいです。メンズのスーツが得意なポール・スチュアートに期待しています。

 

千田絵美(せんだ えみ)
株式会社フロントステージ代表取締役
1980年生まれ、山口県岩国市出身。広島修道大学卒業後、小学校教師、広告営業を経て、2006年に株式会社出前館に広報・社長秘書担当として入社。2008年に株式会社ドクターシーラボのマーケティング部に広報・PR担当として入社。第1子を出産後、育休を経て職場復帰。2013年よりSTORESにPRマネージャーとして入社。STORESは月1回以上テレビに取り上げられ、売上・ユーザー数毎年200%成長に貢献する。
2016年9月、株式会社フロントステージを設立。2021年10月から企業にフィットした人材採用のサポート業務に特化したサービス「採P(さいぴー)」をスタート。最近では、美容に特化したPRサービス「ライフスタイル&ビューティPR課」や、エンターテインメントに特化した「エンターテインメントPR室」を立ち上げる。
プライベートでは「パワーママプロジェクト」を主宰。同プロジェクトで『パワーママ5年目に読む本』(光文社)を出版するなど、働くママのロールモデルをシェアする活動を展開している。


株式会社フロントステージ 企業情報
http://frontstage-pr.co.jp/
企業の広報・PRパートナー 千田絵美ブログ
https://ameblo.jp/emisenda/
PRESIDENT WOMAN STORE
https://presidentwoman.com/

ポール・スチュアート青山本店の5月の金曜日は特別な「Paul Stuart Aoyama Premium Friday」

ポール・スチュアート青山本店では、5月の金曜日が特別になる「Paul Stuart Aoyama Premium Friday」を開催中。
併設のバー「The Copper Room(ザ コッパー ルーム)」での特別な期間限定メニューやジャズの生演奏イベントを開催します。金曜日はスペシャルなパートナーやお友達とぜひ青山本店へどうぞ。

ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
18:00~24:00 ※同一テーブルでの会食は4人以内
※酒類の提供を再開しております
これまで同様、感染防止対策を徹底し営業いたします。
ご不明な点がございましたら、ショップまでお問合せください。