まさに「匠」と呼ぶに相応しい
造形美を極めた至高の本格靴
時代の流れとは予測がつかないもので、今紳士靴が再注目されていることを皆さまご存知でしょうか? オーダースーツ市場も盛り上がっているそうですし、となれば「三陽山長」の新作も気にかけておきたいところです。
せっかく新調するなら、「匠」シリーズの新作狙いで!
オフィスワークが復活し、続々とビジネスマンがオフィス街に戻ってくると同時に、紳士靴も注目を集めています。スニーカーブームが長く続きましたから、そろそろ革靴に興味を戻している方が増えているのも、必然といえば必然。そこで今回は、いま新調するならば押さえておきたい「三陽山長」の新作を紹介いたします。
今回ピックアップしたのが、三陽山長の中でも上級に位置付けられる「匠」シリーズの新作。最大の特長は、リブテープを使用しないウェルティングと中物を軽量で柔軟なフェルトにすることで、履き初めからしなやかさを両立する“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”を採用していること。職人技と機能性のバランス良い融合は、同ブランドが誇るニッポンメイドならではの履き心地をもたらします。
その新作ではさらに見どころが。アッパーに深みのある濃淡を披露するミュージアムカーフを採用しているのです。半期に一度、各店舗で開催される「パターンメイド受注会」でもミュージアムカーフでのオーダーが非常に高く、それを受けてインラインでも採用させていただきました。その名の通り、芸術品のような美しさ。これを見てしまうと、紳士靴を履きたくなるのは至極当然かと。
【匠 琴之介/TAKUMI KINNOSUKE】
アデレードホールカット
■もはや芸術品、 曲線と艶色が織りなす日本の美
「匠」シリーズからリリースされた新作「匠 琴之介」。ご覧ください、この美しいマーブル模様。イタリアの名門イルチア社製ラディカ、通称“ミュージカムカーフ”の艶感を、ホールカットと手縫いによるアデレードがさらに際立たせます。ウエストからトゥにかけての流麗なラインも、実に美しい仕上がりです。
■高い技術と時間をかけて、さらなる美を追求
一足ごとに手縫いによって施されたアデレード。ホールカットのスムージーなシルエットにアクセントを加えるそのデザインは、職人による手間無くしては表現できません。
■少しの変化で、見栄えは段違いです
ホールカットのみならず、一般的にはヒールのセンターに縫い割りがくるのですが、本作では内側にズラされています。それにより、美しいシームレスな曲線をより強調するヒールになるのです。
【匠 琴之介/TAKUMI KINNOSUKE】
アデレードホールカット
■こんな靴なら、日々の仕事も楽しくなる
こちらは「匠 琴之介」のカラーバリエーションとなるネイビー。ミュージアムカーフの美しい濃淡を披露しつつも、全体的なトーンを控えめにしているので、ビジネススタイルにもきちんと馴染んでくれます。こちらのモデルに採用されるラストは「R309」。小ぶりなヒールカップと低く抑えたニの甲、シャープなスクエアトゥが特徴です。
【匠 弦六郎/TAKUMI GENROKURO】
パンチドキャップトゥ
■美しさと共に貫禄も楽しめるのがこの革の魅力
オンでもオフでも使いやすいパンチドキャップトゥ「匠 弦六郎」。こちらのアッパーもミュージアムカーフで、その美しい色合いに加えて繊細なパーフォレーション(穴飾り)にもご注目を。ラストには小ぶりなヒールカップや低く抑えた二の甲が高いホールド感を与えつつ、それでいて足馴染みの良いラウンドトゥラスト「R2010」を採用しています。
■細かいところまで愛でたくなるのが「匠」シリーズです
通常ラインと比べ、よりステッチが精緻で、さらにパーフォレーションのサイズも実に繊細。ヒールはシームレス仕様になっているなど、細部においても抜かりなく上質な作りを追求しているのが「匠」シリーズなのです。