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【エコアルフの素材】-コーヒーかす-
嗜好品から生まれるゴミを、意外な形でリサイクル

ECOALF

  • 2020.10.07

コーヒー豆のかすが、繊維としてリサイクル可能だということはご存知だったでしょうか。エコアルフは、廃棄されるはずのものを原材料に加えることで、相対的に天然資源の使用減少を実現します。しかも、コーヒー豆には、衣服にとってうれしい効果をもたらす天然成分が含有。繊維として再生した際にも、その効果が期待されます。日常、見逃されがちな点にも目を配り、再生への道を探るのが、エコアルフの姿勢なのです。

20杯のコーヒーから1m相当のファブリックが誕生

今回、スポットを当てるのは、コーヒー豆のかすです。コーヒーショップなどの洗面室で、コーヒーを抽出したあとに出る豆のかすを消臭剤として置いているのを見ることがあるかもしれません。これは、本来コーヒー豆が持っている脱臭効果を利用した、再利用の一形態です。エコアルフは、ここから一歩進めた再利用を採用しています。それは、驚くことに、繊維に練りこまれて再生され、衣服の一部として命を吹き込まれるのです。

エコアルフが使用するコーヒーかすの再利用素材は、その脱臭効果をヒントに生まれたもの。コーヒー粉を圧搾、圧縮してペレット状に成形し、リサイクルポリエステルと混合しています。

エコアルフでは、このコーヒーかすの再利用素材を使用したウェアに、このリサイクルの概要を記載。20杯のコーヒーから、1m相当のファブリックが生まれているのです。本来は、ゴミになるものかもしれませんが、きちんと利用すればゴミにはならない。そうした理念をカタチにするのが、エコアルフなのです。

コーヒー豆の特性を活かした中綿ジャケット

コーヒーかすを練り込んだ繊維をシェルに使用した3WAYジャケットの「KATMANDU」。使用されるファブリックには撥水性も装備。着脱可能なライニングは、中綿ジャケットとしても活用可能です。1年のうち3シーズンにわたって活用できる点でも、サステナブルな一着といえるでしょう。

右2点WOMENS KATMANDU マルチ ジャケット 各¥39,600(税込)
左2点 MENS KATMANDU マルチ ジャケット 各¥39,600(税込)

背裏に記されているのは、「40杯分のコーヒーかすが、一着に使用されています。天然素材は無限ではありません」。ゴミを減らす意識に訴えかけるエコアルフからのメッセージです。

撮影/村本祥一<BY THE WAY> 文/高村将司 ディレクション/Pomalo inc.