岡 清華 スペシャルインタビュー

ECOALF

  • 2020.11.10

20AW COLLECTION SPECIAL INTERVIEW

服を選ぶときは、何年も着られることを大事にしています。

管理栄養士
岡 清華さん Sayaka Oka

真意を知ることで、一生ものの考え方に。

私が目指しているのは、心と体どちらも健康であること。「健康」や「幸せ」を定義付けることなく、それぞれの形でそれぞれの人が心も体も幸せであることを一番に考えていて、人それぞれにとっての幸せを考えていただけるようなコンテンツを提供しています。


そうした活動の中で、食や健康について突き詰めて考えると、環境に行きつきます。出したゴミが食べ物として返ってくるかもしれないし、毎日の行動が気候に影響を与えているかもしれない。だから、自分も環境の一部という視点をもって、地球全体がどう循環しているか、まずは知る必要があると思います。たとえばダイエットの場合、根本的な知識がないまま「痩せる!」とスタートしても三日坊主になってしまいますよね。環境問題も同じで、問題の真意をきちんと理解して生活すると、ムリなくずっと続けられて一生ものの考え方になります。そんな思いから環境問題に目を向け始めた頃、ちょうどECOALFに出会いました。

視点を変えれば、ものの見え方は変わります。

ECOALFの「ゴミは無駄にするからムダになる」というメッセージが私は好きで、アーユルヴェーダの思想ともじつはリンクするんです。アーユルヴェーダは簡単に言えば、生き方の知恵。生まれてから死ぬまで、朝起きてから夜眠るまで、人の営みすべてに関わります。生きていくために大切な自分のコントロール方法ですが、学校の授業では習いません。過去の自分を含め、当たり前の「生きる」ということを知らずに暮らしている人も多いように思います。自分のことを理解できず心や体が乱れていると、誰かのことを理解しようとしても、ついつい色眼鏡で見てしまいがちです。美しい世界なのに淀んで見えてしまいます。でも、「ゴミは無駄にするからムダになる」と同じように、視点を変えれば相手がどれだけ素晴らしい人かわかります。アーユルヴェーダと聞くと山奥で修行するイメージがあるかもしれませんが、それだけではなく、オンラインや最先端のシステムと掛け合わせることで多くの人に考え方を知ってもらえると思っています。

WITH 20AW COLLECTION

服を選ぶとき、私は何年も着られることを大事にしています。環境に配慮しているからといって1年で捨てられたら意味がありませんよね。本当に気に入ったら5年から10年は着て、その後は欲しい人に差し上げています。そうすると、結局20年近くは着られるんです。

ECOALFは全体的にシンプルで流行を追いすぎていないし、生地もしっかりしている点で、長く着られていいですね。私はキャンプが好きなので、撥水加工のこのジャケットを着て出かけたいですね。黄色の差し色もかわいいと思います。中わただけなら普段コートの中に着てもモコモコしないから、この1着でいろいろな楽しみ方ができそうです。

KATMANDU マルチ ジャケット / KATMANDU JACKET WOMAN ¥39,600(税込)

岡 清華さん

1993年、兵庫県生まれ。ファッション誌モデルとして活動しながら、大学在学中に管理栄養士資格を取得した後、カウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ中で、全米ヨガアライアンスを取得。帰国後Vegan,Organic, Ayurvedaをコンセプトにした飲食店やケータリングでの料理提供や、会員制スタジオで、ヨガや栄養指導を行ない、「腸」に特化したフード開発、レシピ監修、イベント企画、運営を担当。独立後、ヨガを含む “アーユルヴェーダ” の観点から「一人一人が最も輝くベストな心身を知り、持続可能な人生をサポートすること」をコンセプトにアーユルヴェーダを基にするヨガや、食を通じたエシカル事業など、多方面から事業を展開中。

Instagram:@okasaya