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和紙を着る【ジャパン・リミテッド】

ECOALF

  • 2023.5.22

様々な日本特有のアクティビティ・シーンに提案したい日本限定企画のコレクション。
この度は、WASHIニットプルオーバーのコンセプト~和紙を着る~にいたった、そのストーリーを紹介します。



Point壱:「日本古来の和紙を糸に」

日本では誰もが子どものころから触れる和紙。
伝統文化離れやテクノロジーの進化によって、最近ではその機会も減っているのでは?
主な原料は、楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(ガンピ)という植物です。
幹ではなく皮の部分の繊維を利用することが特徴。
麻・リネンなどと同様に、栽培や管理がしやすいため、昨今では環境への負荷が低い優しい植物由来の繊維として注目されています。

日本人にとって、生活の中で古くから使われているエシカル素材なのです。
糸にするまでの工程は、

・原料を水で溶き和紙を漉く(すく)
・和紙をロール状にする
・スリットし極細かく繊維状に
・ファイバーと合わせながら撚る
・禁止化合物を使用しない染色を行い工場へ

Point弐:「ナチュラル×リサイクルの融合」

天然素材には、人が好むナチュラルな風合いがあります。
そして合成繊維には、クリーンでモダンなイメージに加え、快適さや耐久性などそれぞれ多くの長所が生み出されます。しかし、石油を原料とする合成繊維を一から使い続けることは、限られた天然資源の浪費が問題となります。
そこで、エコアルフが取り組むリサイクル由来のポリエステル糸を使い、廃棄物から新たな価値とプロダクトを生み出す。

環境負荷の低いエシカルな植物繊維とリサイクル糸を融合させ、両者の特性を活かした環境にも人のニーズにも応える日本ならではの糸が誕生します。

Point参:「クオリティの追求」

環境に配慮しながらも、オシャレを楽しみたい。
これまでより、快適に日本の夏を過ごしたい。
コットン製のTシャツ一枚だけでなく、カジュアルな中にも上品さを持ちたい。
そんないくつかの思いを馳せ、ワンランク上のサステナブルファッションアイテムを目指しました。

ニットとは元来、動物の毛から出来ていて、暖を取るためのウェアというイメージがあります。しかしながら、素材に特性をもたせることで、夏を快適に過ごすためのサマーニットとして、質の高い快適ウェアになります。そして、和紙×リサイクルポリエステルを着る理由。

さわやかなタッチと通気性。
毛玉になりづらいソリッドでクリーンな表情。
耐久性が高くイージーケア。

環境への配慮だけでなく、着る人にも優しいアイテムに仕上げています。

Point肆:「伝統技術」

エコアルフ・ジャパンが大切にしたいこと。それは、国内で調達する廃棄物や日本らしいエシカルな天然素材を用いた商品開発をすること。
それに加え、日本古来の服づくりにおける伝統技術を継承していきたい。そのことが、地域や産地を活性化させると考えています。

技術をまもることや、国内産業を盛り上げることもサステナブルファッションの役割です。
今回のプロジェクトは、創業100年をこえる北陸のニット工場と取り組み、最初から最後までを完結することにこだわりました。
素材の良さに加えて、確かな技術による高い品質と、エコアルフのメッセージが重なり、伝統とモダンを融合した日本らしい逸品が完成しました。

日本独自の素材、ニーズ、製造工程で開発したニットウェア。

商品詳細

―そして、伝えたいメッセージは変わらない。

BECAUSE THERE IS NO PLANET B
#第2の地球はないのだから