LAST -木型相関図-

「品質本位」を念頭に世界最良素材を駆使し、日本の伝統職人の匠の技による物づくりで日本のオリジナリティーの世界観を発信する高級紳士靴ブランド。

物の価値を見極められる本物志向の人達に向け、「技」「匠」「粋」という和の精神に基づいた日本人の日本人によるメイド・イン・ジャパンの靴をつくり続けるブランド「三陽山長」。

木型について

三陽山長の木型には、数万足におよぶ靴づくりで培った日本人の足のノウハウが余すところなく反映されています。ひとりひとりの違いを理解したうえで、職人の匠な技がつくりあげるこだわりの木型。 永く履き続けてもらうための三陽山長の靴づくりは、その木型から始まります。「匠」の心と技が宿った木型から、すべての靴に命が吹き込まれていくのです。

R202

三陽山長の原点。ショートノーズのラウンドトゥにボリューム感あるシルエットが特長です。2016年にヒールカップを小ぶりに、二の甲を低く抑え現代の足型に合うようアレンジを加えています。後足部は踵でしっかりホールドし、前足部は適度なゆとりを持たせることで快適な履き心地を実現しました。

R201

2001年にR202の後継として作成されたラウンドトゥラスト。あえて凹凸を抑えることで万人が履きやすい設計となっています。

R303

三陽山長の中で最もロングノーズなスクエアトゥラストR303。シルエットを細身に、ヒールカップを小振りに、甲を低く抑えることで華奢な足の方でもしっかりしたホールド感を味わえます。

R305

2007年にR201をベースに開発したラストR305。R201より足入れ感を良くし甲高幅広となっています。ヒールカップ、土踏まずを絞ることで後足部のフィット感を高め前足部は余裕のある履き心地です。三陽山長では比較的ロングノーズなラウンドトゥです。

R2010

ブランド10周年を迎えた2010年に登場した三陽山長を代表するマスターラスト。10年間蓄積してきたデータを分析し、過去から現在の足型の変化を反映させました。R201をベースとし、踵をホールドする"小振りなヒールカップ"、アーチを支える"絞り込んだ土踏まず"、美しい履き皺を生み出す"低く抑えた二の甲"で立体的な造形美とフィット感を実現しています。

R309

2010年より展開している定番のスクエアトゥラストR309。R303をベースにノーズを短くすることでスタイリッシュでありながらスタンダードな外見となりました。ヒールカップを小振りに、甲を低く抑えることで華奢な足の方でもしっかりしたホールド感を味わえます。

R2013

2013年春、R2010をベースにスリップオン用として開発。よりヒールカップを小振りにし、より甲を低く抑えることでスリップオンでも踵の抜けにくい設計となっています。また、ボリューム感ある外見から2015年よりカントリー調のレースアップシューズにも採用されています。

R3010

2016年春、三陽山長を代表するラウンドトゥR2010とスクエアトゥR309を融合し、「極み」コレクション専用として開発。ラストの丸み、膨らみ、絞り、流れるような曲面が機能美を極めたシルエットとフィッティングを生み出します。

M3011

2017年春、R305の後継として作成されたラウンドトゥラストM3011。R305同様、前足部は甲高幅広で足入れ感を良く、後足部はヒールカップ、土踏まずを絞ることでフィット感を高めています。また、R305に比べノーズを短くすることで、よりオーソドックスな外観となっています。

R2017

2017年秋、三陽山長の持つ技術の粋を集結したコレクション「匠み」、そしてその専用ラストセミスクエアトゥR2017を開発。日本では従来レングスは5mmピッチですが、小さな足と大きな足では同じ5mmでも異なるはずです。そこでR2017では平均サイズである25.5cmを境に、下は4mmピッチ、上は5mmピッチという他に類を見ない2段階ピッチを実現しました。ラストのベースはR2010、ヒールカップをより小振りに、土踏まずをより絞り込み、二の甲をより低く抑え立体感に富んだ設計となっています。

伝えたいのは 日本の粋、技

古来、日本では精緻なものづくりを愛し、
それを巧みに身に着ける感性が育まれてきました。
美しい足元と立ち姿。革靴が常に関心の高い存在であったのも、
この美意識によるものでしょう。
装いの知恵から生み出される粋なディテール。
上質な素材と世界に通用する匠の技。
三陽山長はこれら「美」の要素を連ね、
日本人の感性を生かした紳士の理想像を追求します。
親から子へ、長く愛される極上の一足を。
三陽山長が目指すのは永遠に受け継がれるものづくりです。

革から靴へ
それを叶える、職人たちの手