ニューヨーク通信 Vol.6 ニューヨークの冬の風物詩 マンハッタンでアイススケート


マンハッタンのミッドタウンに所在するブライアントパーク(Bryant Park)の中にあるアイススケートリンク。正面奥の建物はニューヨーク公共図書館(New York Public Library)の本館。

 

氷点下の日が続く事も多い冬のニューヨーク。遠出せずとも、手軽に楽しむことができる冬ならではのアクティビティのひとつとして、アイススケートは大変人気があります。ニューヨーク市内には、セントラルパーク、ロックフェラーセンターなど数カ所の有名アイススケートリンクがあります。特にブライアントパーク内のアイススケートリンクはアイススケートの他、スケートレッスン、氷上バンパーカー、オリンピック出場経験のあるフイギュアスケーターによるアイスショーなどの様々なプログラムが用意されており、凍えるほど寒い日でもニューヨーカーや観光客で賑わっています。他にもブライアントパーク内には、食事と飲み物を楽しめるイグルーの形をしたドーム型テントのスペース、期間限定のポップアップバーや、フードホールがあり人気を呼んでいます。

 

Photo. & Text. Fumi Suzuki / Satoshi Suzuki
Edit. FUTURE INN

 

ブライアントパークの冬の名物、凍る噴水。

 

通常のリンクの隣に設置されている「バンパーカー オン アイス(Bumper Cars on Ice)」7歳以上、10分$20から。

 

10歳以下の子供限定で、スケート補助のスノウマンがレンタルできる。1時間で$22。

 

特に多いのはカップル。Nash(ナッシュ) & Sofia(ソフィア)

 

極寒の中でも薄着なカップル。

 

パリからの観光客。Valentin(ヴァレンティン) 

 

アイススケート中の子供を見守っていたMonica(モニカ) 

 

娘と娘の友達と一緒に来ていたLayla(レイラ)

 

「コージーイグルー(Cozy Igloos)」食事と飲み物込みのパッケージ料金となっている。
定員4人まで$200から定員8人まで$500。

 

ブライアントパークは40丁目と42丁目、5th Avenueと6th Avenueの間にあります。アイススケートリンクの営業は3月6日まで、毎日朝8時から夜10時まで。入場料は無料。スケート靴のレンタルは$15から$40。

 

https://bryantpark.org/programs#winter-village

 

ニューヨークでは、昨年12月中旬からオミクロン株による感染が急拡大しましたが、2022年1月後半には、新規感染者数が急速に減少し始めました。それを踏まえて、ニューヨーク州では2月10日より、屋内飲食店や小売店でのマスクの着用義務がなくなりました。ただし、今後も店の方針によってマスク着用義務を求めることは可能です。また、地下鉄やバスなどの公共交通機関、医療機関、学校などではマスク着用義務が継続されます。

 

2月5日〜7日にマンハッタンで開催された「シヨップオブジェクト(SHOPPE OBJECT)」という、
ライフスタイル全般に特化した展示会。
全米各地はもとより海外からも多くのバイヤーが訪れ、賑わっていた。

 

2月に入りニューヨークの街には、氷点下の寒さの中でも5番街には買い物客の姿が溢れ、飲食店やバーにも賑わいが戻ってきています。海外からの旅行者も多く見かけるようになりました。ニューヨークファッションウィークも始まり、私たち夫婦も外出する機会が増えてきました。しかし、マスクを完全に外すことにはまだ抵抗があります。 コロナ禍以降、すっかりマスク着用に慣れたニューヨーカーですが、今後もしばらくは屋内でのマスク着用を継続するという人は多そうです。ニューヨークは、パンデミックの新たなフェーズに入り、ウィズコロナの日常が定着しつつあることを感じています。