衣料品廃棄の実情
ECOALF
- 2024.9.16
ご自宅のクローゼットをご覧ください。普段使用しているお洋服から、もう何年も着ていないものまで様々な種類があることだと思います。今回は衣類の廃棄問題についてお伝えしたいと思います。
衣料品廃棄の実情
衣類がつくられるのと同じくらいの早さで、それらはゴミとして捨てられています。多くの衣料品がまだ使える状態でも捨てられ、廃棄物の量が増加しています。衣料品の廃棄が環境に与える影響は深刻で、埋立地におけるごみの増加や土壌、水質の汚染が問題となっています。
また、衣料品の分解に伴い、マイクロプラスチックが環境に放出されています。
環境への影響
衣料品が大量に廃棄されることで、埋立地の面積が急激に増加しています。限られたスペースの埋立地に過剰な廃棄物が積もると、土地の利用可能性が減少し、環境だけでなく私たちの生活にも影響を及ぼします。
特に合成繊維は自然に分解されるのに非常に長い時間がかかり、これらの素材は数百年単位で分解が続くため埋立地での蓄積が長期間にわたって続き、廃棄物の管理が難しくなってくるのです。
さらに、廃棄物が埋立地で分解する際には、メタンなどの温室効果ガスが放出されることがあります。メタンは二酸化炭素よりも温暖化の影響が強く、近年問題となっている気候変動をさらに悪化させる大きな要因の一つなのです。
今、私たちにできること。
衣類生産には多くのムダがあり、地球の貴重な資源が過剰に消費されているのが現実です。ひとりひとりが、着るものを大切にし、長く愛用することが最も重要です。
そこで、ECOALFが提案する今日から始められる解決策をご紹介します。
01 クローゼットを見直す
もうすぐ衣替えの季節ですが、季節の変わり目だけでなく、頻繁にクローゼットを見直してみてください。普段着ているものと長い間使っていないものを仕分け、整理整頓することで、持っている服を確認し、無駄な買い物を防ぐことができます。
本当に必要な物を確認する良い機会にもなります。
02 着用しなくなった衣類を、交換、寄付、リサイクルする
友人や家族と服を交換したり、リサイクルできる慈善団体を探してみましょう。
また、違う用途で使ってみたり、DIYで新しい命を吹き込むのも一つの方法です。こうすることで、不要な衣類が再利用され、環境への負担を軽減することができます。
03 服を修理する
修理は難しいと思われがちですが、簡単に直せることもあります。
お直しに出すのも一つの選択肢です。今手元にある思い出の詰まった服を長く大切に使っていきましょう。
最近は買い替えが簡単にできる時代ですが、あえて修理することで、服に新たな価値を加え、環境への配慮もできます。ぜひ挑戦してみてください。
04 学ぶ
洋服のラベルを確認してみましょう。原産国だけでなく、お手入れや洗濯方法についての指示も記載されています。これらの情報を活用することで、服を長持ちさせるための方法がわかります。ラベルを参考にして、より大切に服を扱いましょう。
05 量より質を選ぶ
必要以上に服を購入するのは控え、購入する際には責任を持ちましょう。
服を消耗品として扱うのはやめ、ファッションを通じてサステナビリティに配慮するアクションを取り入れることが大切です。
生産背景やプロセスが明確なものや、リサイクルファブリックで作られた商品を選ぶことで、衣料品廃棄を減らしていくことができるのです。
ECOALFの取り組み
◯すぐに飽きられてしまうものは作らない。1シーズンでゴミになるものはつくらない
そのためECOALFは、シンプルで飽きのこないデザインを採⽤するようにしています。
◯ECOALFでは地球での環境負荷を無視した資源の活用はしていません。そして通常のアパレル商品と同等の品質・デザイン性を持った商品をリサイクル素材に置き換えることで、限られた天然資源の浪費を防ぎます。
◯ ECOALは単なるファッションブランドではありません。
思想が事業に直結して、事業の成⻑が地球環境と生活者の両⽅の利益になるよう努めています。
商品をつくる＝ 地球からゴミが減る 商品が売れる＝ もっと地球をきれいにできる ビジネスモデルです。
