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【令和五年 立冬】
新生オンオフ兼用靴の最適解 vol.3
-プレーントゥ編-

ビジネスシーンにも休日カジュアルにも、足元から装いを格上げしてくれるオンオフ兼用靴。今シーズンの三陽山長には、そんな汎用性の高いデザインが数多くラインナップしております。

今回フォーカスするデザインは「プレーントゥ」。いわゆる、つま先や甲に一切の装飾が施されていないシンプルな佇まいの紳士靴です。無駄のないミニマルなフォルムゆえ、その汎用性の高さはオンオフ兼用靴の最適解と言うに相応しいモデルが多く、ご愛用されている方々も多いのではないでしょうか。また、単に「プレーントゥ」と言っても、内羽根式と外羽根式で大きく印象が変わる点も、革靴の奥深さを感じさせてくれます。

ローファー、Uチップに続き、三陽山長がご提案差し上げるオンオフ兼用靴、「プレーントゥ」より三傑をご紹介させていただきます。ビジネスは勿論、休日の足取りも軽快かつ優雅になる、日々の外出を一層楽しませてくれるモデルをご用意いたしました。

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【悠伍/YUGO】
チャッカブーツ

通年愛用したいスエード靴ですが、はやりその素材感を堪能しやすい季節は秋冬シーズン。"悠"の字をその身に宿す新作チャッカブーツ「悠伍」は、ウールやフランネルといった起毛感が楽しめるスーツスタイルは勿論、秋冬の大人旅にも是非履いて行きたい一足。

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ラストはブランドの原点R202をベースとしたカジュアルラスト「R2021」を採用しています。ボリュームのある外観はそのままに、三陽山長特有の小振りなヒールカップ、 絞り込んだ土踏まずでしっかりとしたホールド感が特長。 見た目とは相反した心地よい着用感が感じられるラストです。

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【悠伍/YUGO】
チャッカブーツ

甲革に繊細な起毛感が楽しめるブリティッシュスエードの代表格、最高品質と名高いチャールズ・F・ステッド社製「スーパーバック」を採用した新作「悠伍」。底材のビブラム社製ガムライトソールと相まって、その履き心地は柔和で軽快そのもの。

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スッキリとしたプレーンなデザインが汎用性の高さを生むチャッカブーツ「悠伍」は、柔らかな履き心地と快適さを優先するために、履き初めから馴染みよいセメント製法を採用しています。甲革の深い色味が感じさせる季節感も相まって、大人の秋旅の良き相棒となってくれることでしょう。

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【兼一郎/KEN'ICHIRO】
外羽根プレーントゥ

三陽山長が誇る「兼」シリーズのフラッグシップモデル。シンプルで無骨な外羽根プレーントゥ「兼一郎」の顔立ちは、世界的に見てもプレーントゥのスタンダードであると周知されており、内羽根ストレートチップと並ぶビジネスマン御用達のデザインです。一方で、「兼一郎」はリッジウェイソールとダブルウェルト仕様を採用し、底周りに適度なボリュームを持たせることでカジュアルシーンでの着用も自然と叶えてくれます。

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無駄のない、洗練されたフォルムから生まれる類まれな高い汎用性。シンプルかつ万能という、兼用靴にとって最適な要素を持ち合わせています。スニーカーほどラフにならず、内羽根ドレスシューズほど気取らないバランス感が「兼一郎」の最大の魅力です。

上品なルックスながらもカジュアルに履けるチャッカブーツ。その名の由来には諸説ありますが、「チャッカ(Chukka)」とはポロ競技の時間の単位を表し、ポロ選手が試合後に履いていたカジュアルなブーツがチャッカブーツの起源というのが有力です。品のある佇まいですが、スポーツが由来のため堅い印象になり過ぎず、それでいてラフ過ぎない絶妙な塩梅で、季節問わずにあらゆるシーンで合わせやすい点が魅力です。

外羽根プレーントゥの起源は1800年代に考案された歩兵用の編み上げ靴と言われています。1930年代にはアメリカで郵便配達員や海軍士官の靴として制式採用され、1960年代からはアイビー出身のビジネスマンがスーツに合わせたことから、アメリカントラッドの定番靴として定着しました。当時、日本のスーツスタイルもアメリカ文化の影響を色濃く受けていたため、プレーントゥは日本のビジネスシューズの代表格となったのです。現在ではその汎用性の高さから、休日にも愛用出来る革靴として重宝されています。

いずれにしても、オンオフ兼用靴の最適解に相応しい要素をすべて持ち合わせている両デザイン。万能な愛靴は一足持っておくと、日々の装いを容易に格上げしてくれる助けとなってくれます。仕事だけでなく休日も革靴を愉しめる、そんな理想を叶えてくれる三傑です。

新生オンオフ兼用靴の最適解 vol.1
-ローファー編-

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新生オンオフ兼用靴の最適解 vol.2
-Uチップ編-

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