【オンオフ兼用靴】
ビジネスもプライベートも楽しめる
抜群の汎用性が魅力のデザイン3選
【オンオフ兼用靴】 ビジネスもプライベートも楽しめる 抜群の汎用性が魅力のデザイン3選
ビジネスシーンにも休日カジュアルにも、足元から装いを格上げしてくれるオンオフ兼用靴。抜群の汎用性から、ここ数シーズンで支持率がしているカテゴリーですが、果たしてどんなデザインが最適解なのでしょうか? 今シーズンの三陽山長には、そんな疑問にきちんとお応えできるオンオフ兼用靴の最適解を多くご用意しております。そのデザインとは、「ローファー・プレーントゥ・Uチップ」の三傑です。
「ローファー」はスーツにもジャケパンにも、デニムにもチノパンにも適応する順応性の高さから、老若男女問わず愛用されている定番の紳士靴。
「プレーントゥ」はつま先や甲に一切の装飾が施されていないミニマルなフォルムゆえ、その汎用性の高さからご愛用されているオーナー様も多いデザイン。
「Uチップ」はその名が表すとおり、U字型のチップをアッパーの切り替えに用いたデザインで、スーツにもデニムにも似合う紳士靴の代表格。
今回は三陽山長が既製品として展開している各デザインより、厳選した5足の最適解をご紹介いたします。長く愛用できる相棒と出会う、その一助としてお役立てください。
正統かつ王道のたたずまいと
新鮮で柔らかな履き心地が魅力
【弥三郎/YASABURO】
アンライニングローファー
外観は正統かつ王道のコインローファーですが、一度足を入れてみるとその新鮮で柔らかな履き心地にきっと驚くはず。アッパーはきめが細かく上質なインポートレザーを採用しているため、一見革靴本来の履き味を想像される方が多いと思いますが、その予想をいい意味で裏切るアンライニング仕立てがもたらす至極柔和な履き味が、従来の革靴に対する概念を大きく変えてくれるでしょう。
甲を短めに設定し、丸みをもたせたフォルムが愛らしい一足。とはいえ決して野暮ったくは見えず、三陽山長らしい洗練をベースにしています。ローファーは踵が抜けやすいなどフィッティングが難しいものですが、R2010をベースに開発した「R2013」ラストは日本人の足にぴったり沿う優れたホールド感を実現。一格上の履き心地を味わえると評判です。
堅牢なグッドイヤーウェルト製法であることに変わりはありませんが、特筆すべきは「アンラインド仕立て」であるということ。ライニングを排すことで、より軽く、より柔らかく、より足入れが良くなりました。また、本作は色合いにも一工夫をしており、バーガンディのカーフにブラウンベースのカラーを重ねることで、奥行きのある表情に仕上がりました。
世代を超えて愛され続けている
仕事も休日も履くのが楽しくなる一足
【弥伍郎/YAGORO】
コインローファー
三陽山長のラインナップには欠かせないローファーの代表格「弥伍郎」。昨年、生誕十周年を迎えたことを機に、木型新たに生まれ変わりました。これまで採用してきたローファーラストR2013から、新たなローファーラスト「R2021S」で仕立てられた新生「弥伍郎」は、洗練された佇まいの中に優しさも覗かせます。
程よいボリューム感とバランスの良いラウンドトゥにより、ビジネスからカジュアルまで寄り添う汎用性の高いモデル。手縫いのモカステッチは職人仕事ならではの仕上がりです。木型はボリュームラストR2021をベースに、スリッポン用に改良した「R2021S」を採用。スリッポン特有の踵抜け、履き口の緩さをスリッポン用に修正しているラストは、脱ぎ履きのしやすさとレースアップシューズのようなホールド感を両立しています。
R2013ラストを採用していた従来の「弥伍郎」に対し、こちらの新生「弥伍郎」は程よく厚みのあるフォルムと主張しすぎないステッチが相まって、休日にも最適なたたずまいを叶えました。スーツスタイルを凛々しく演出するのはもちろん、休日には着脱のしやすさとラバーソールによる汎用性の高さ、そして、幅広い装いに合う懐深さを体感していただけます。仕事も休日も履くのが楽しくなる、そんな一足です。
エレガントとミニマル
相反する両者ながらその魅力は共通
【鹿三郎/ROKUSABURO】
タッセルローファー
【兼一郎/KEN'ICHIRO】
プレーントゥ
コインローファーとタッセルローファー。このふたつは歴史的背景に裏付けられた位置づけの違いがあることをご存じでしょうか? 前者がアイビーリーガー発祥に対し、後者はハリウッド俳優のリクエストによって生まれ、アメリカの弁護士やビジネスマンたちの間に広まっていったといわれています。そんな歴史的背景に照らしながら、革靴を選んでみるのも一興です。
タッセルが目を引く一方で、軍用ブーツを元に作られた外羽根プレーントゥは、他のシューズに比べてミニマルな顔立ち。しかしながら、タフな印象を持ち合わせどんな着こなしとも合わせられるシンプルデザインゆえ、オンオフともに活躍が期待できるのは言わずもがな。
手縫いによるモカステッチと房飾り、革の編み紐がアクセントのタッセルローファー「鹿三郎」。先述の「弥伍郎」と同じく、新ローファーラスト「R2021S」を採用したことで従来の「鹿三郎」と比べ適度なボリューム感もあり、大人の休日スタイルにもマッチするバランスとなりました。仕事も休日も、足元から大人の品格を演出します。
リッジウェイソール、ダブルウェルト仕様を採用し、底周りに適度なボリュームを持たせているので、カジュアルシーンでも汎用性高く着用できる万能なモデルです。甲革には適度なハリコシがありつつ、足あたりの良い柔軟性が特長のイタリアンレザーを採用。磨けば磨くほどに光沢を発するきめ細やかな革です。
その身に「兼」の字を宿す
仕事と休日の兼用を叶える一足
【兼三郎/KENZABURO】
Uチップ
三陽山長が提案するオンオフ兼用を叶えるドレスシューズ、通称「兼」シリーズ。ブランドの起源となるラストR202を基に開発したカジュアルラスト「R2021」を採用した同シリーズは、重厚で逞しい外観はそのままに、ブランド特有の小振りなヒールカップ、 絞り込んだ土踏まずが実現するしっかりとしたホールド感が特長。タフな見た目とは裏腹な心地よいフィット感に、ご愛用いただくオーナー様も多いコレクションです。
これまで三陽山長が手掛けるUチップは「勘三郎」や「勘四郎」がお馴染みのモデルとして多くの皆さまにご愛用いただいておりますが、ここ数シーズンでさらに人気を博しているモデルがこちらの「兼三郎」です。スニーカーアディクトですら、一歩足を踏み入れるとその魅力の虜になる、脱スニーカーの初手にも最適な一足です。
「良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる」という有名な格言があります。良い靴の定義は人それぞれですが、間違いなく共通して言えることは"その靴を履いて外に出掛けたくなる"ほど愛用している、ということ。抜群の汎用性を誇るUチップ「兼三郎」も、きっとあなたにとって「良い靴」になり得るに違いありません。
ローファー、プレーントゥ、Uチップ。ビジネスシーンにも休日カジュアルにも、足元から装いを格上げしてくれるオンオフ兼用靴。あなたの理想像に適うのは、どのモデルでしょうか。
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