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【三陽山長総選挙】
令和五年度売上ランキング

今回で4回目を迎えました「三陽山長総選挙」。昨年の人気(=年間売上金額)をランキング形式で振り返ります。皆さまが本年度に三陽山長をお選びいただく際のご参考にしていただけますと幸いです。令和五年年間チャンピオン、最高の栄誉はどのモデルが手にするのでしょうか!?


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■第九位■
【柔弥/JUYA】
コインローファー

三陽山長にとっての令和五年は、より高みを目指し挑戦し続けるための第一歩でした。「上質の限界を突き詰める」というスローガンを掲げ、ブランドの最高級コレクションとして誕生した「極」シリーズ、新モデルが加わりラインナップが豊富になった上級ライン「匠」シリーズ、オンオフ兼用で楽しめる本格紳士靴を目指した「兼」シリーズや新たな木型の開発など、十年先を見据えたときに三陽山長として出来ることを明確にするための試金石となるモデルが多数生み出されました。一方で、未だに安定しない世界情勢の変化により8月に価格改定を余儀なくされましたが、これまでの経験と反省を十二分に生かし、安定的に良質な革靴を供給できる体制も整いつつあります。その全ては、三陽山長を愛するオーナー様が変わらず支え続けてくれたから、というのは明々白々。未来を見据えて挑戦した令和五年、最初にランクインしたのは、意外にも今回が初の入賞となる「柔弥」です!

▼「柔弥」コメント▼
「皆さまこんにちは! 今回総選挙で初めて入賞させていただきました柔弥です! 栄誉ある“TOP9”に名前を挙げていただけたこと、大変嬉しく思います! 我々ドレススニーカー、通称“ドレスニ”が所属している『チーム"柔"』は、一昨年およそ二年振りに大幅リニューアルをいたしました。ただ、コロナ禍でのリニューアルだったこともあり、前回の総選挙ではストレートチップの柔二氏が第三位に入賞したのみに止まり、なかなかチームとしての存在感を発揮できずにおりました・・・しかし! 昨年はこれまでの我慢を晴らすかのようにチーム全体として躍進できたと思います! 本年はさらに皆さまの装いを軽快に、かつ、美しく足元から格上げできるよう尽力いたします。ローファーは怠け者なんてよく言われますが、そんなことはありませんよー!」

初の入賞に少し浮足立っていた「柔弥」でしたが、そのコメントからは軽快な頼もしさが伝わってきましたね。ちなみに、本人からのコメントにはありませんでしたが、前回同様に今回の総選挙も接戦続きでした。惜しくも第十位と入賞を逃した「弦六郎」との差は僅差の3足と、最後の最後まで順位がもつれる熱戦だったのです! 両者全力を尽くして昨年一年間戦い続けてくれましたが、今回の軍配は「チーム"柔"」の柔弥に上がりました。今年も年始早々から熱い戦いが続いておりますが、「柔弥」ここからどんな飛躍を遂げるのか注目です!

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■第八位■
【弥伍郎/YAGORO】
コインローファー

オンオフ兼用靴の筆頭モデルとして昨今のビジネススタイルに調和し、休日スタイルも格上げしてくれるローファー&スリッポン。春夏シーズンに人気が集まる傾向にありましたが、暖冬の影響からか年間を通して高い人気を博しています。それはつまり、ローファー&スリッポン内でも熾烈な上位争いが繰り広げられていたということ!そんな中、見事に第八位に輝いたのは自称“三陽山長のゆとり世代代表“、そして、ブランドアシスタントマネージャー濱田の愛靴「弥伍郎」です!

▼「弥伍郎」コメント▼
「前回に引き続き入賞することができました弥伍郎です! 皆さま昨年も変わらぬご愛顧をありがとうございました! 昨年の三陽山長は、近年稀にみるローファーの豊作シーズンで、正直なところ『あ~・・・厳しいかもしれないな~・・・』と少し弱気になっていました。。。しかし! 昨年秋、私はラスト(木型)を従来のR2013からR2021Sにリニューアルし、より沢山の皆さまに選んでもらえるよう親しみやすいフォルムに生まれ変わりました! ライバルが多くても、逆境に立たされても、自分を信じて戦い続けてきた結果、第八位に入賞できたことはとても嬉しいです! 前回と順位は変わっていませんが、今出せる全力を尽くした結果なので満足しています。第九位の柔弥さんとはその差一足でしたし、第七位のモデルにもあと一歩、本当に一足の差でしたし、それだけ今回の総選挙はレベルが高かったんだと感じています。今年こそ、今年こそは念願のTOP5入りを目指し、ローファーチームで切磋琢磨しながら頑張ります! 皆さん、引き続き応援宜しくお願いします!」

念願であるTOP5入りはなりませんでしたが、その戦いぶりは称賛に値します! シーズン途中でラストを変更するという大きな決断はなかなか出来るものではありません。我々は「弥伍郎」の度量を見誤っていたのかもしれませんね。第九位の「柔弥」と正々堂々と勝負し続け、その差一足で勝ち切った姿勢には、“ローファー=怠け者”などというイメージは皆無、むしろ凛とした佇まいと自信すら感じます! 群雄割拠のローファー&スリッポン、数あるモデルを抑えて見事第八位に輝いた三陽山長のローファー陣を牽引する「弥伍郎」の活躍に今年も注目しましょう!

3-1.極友二郎BK_1080×1350.jpg__PID:3c5e3099-04ed-4672-9967-400e4fa48cbe

■第七位■
【極 友二郎/KIWAMI TOMOJIRO】
ストレートチップ

“上質の限界を突き詰める”―――三陽山長が手掛ける既製靴において、極上品質の革靴を安定的にお届けし続けたい。「極」の名を冠する最高級コレクションは、そんな決意と信念のもとに令和五年春に誕生しました。ニッポン靴職人が誇る技巧を凝縮した「匠」シリーズのさらに上を行く、それは、高級の先をゆくニッポン靴の新境地にほかなりません。世界最高峰のタンナーから厳選した極上の革、ニッポン最高峰の「匠」仕立て、この両者が揃うのならば奇をてらう必要は皆無で、やるべきはとことん実直に上質を積み重ねるのみ。様々な想いと願いが凝縮され、三陽山長のマスターピース「友二郎」が極上品質で表現されました! やはりランクインしてきましたね、第七位は「極 友二郎」です!

▼「極 友二郎」コメント▼
「ご紹介にあずかりました極 友二郎と申します。私のオーナー様も、初めましての皆さまも、本日は三陽山長総選挙にご参加くださり誠にありがとうございます。そしてこの度、皆さまのおかげでデビューシーズンながら第七位という栄誉ある位を頂くことができました。重ねて御礼申し上げます。昨年春、私が所属する『チーム"極"』は日本靴作りの聖地、浅草の匠の技とニッポンの粋、そして、三陽山長の威信をかけてデビューさせていただきました。初期メンバーには私と極 勘三郎、極 弥七郎というニッポン靴の技の結晶ともいえる心強い戦友がおり、昨年秋には極 勇一郎という至高の造形美を纏う新メンバーも加入しております。長らく上位モデルとしてブランドを牽引し続けている『チーム"匠"』のさらに上、皆さまの期待以上に重圧も感じておりましたが、まずはTOP9に入賞できたことを誇りに思います。まだまだデビューして一年の若輩者ではございますが、これからもご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします」

第七位に輝いたのは、最高級コレクション「極」シリーズより「極 友二郎」でした! 実は第九位の「柔弥」から第七位の「極 友二郎」までの金額差は68,000円、その差一足にも満たない大激戦を繰り広げておりました! その中で、デビューシーズンながらローファー陣を押さえ、きっちり勝ち切るあたりはさすが“友”の字をその身に宿すマスターピースですね! しかも「極」シリーズ自体が発売されたのは昨年の4/26(水)、実質勝負できる期間は8ヶ月しかない中での入賞は素晴らしいです、そして末恐ろしいです(笑) 期待の大型新人現る、と言ったところでしょうか! 次回の総選挙、最高級コレクション「極」シリーズが台風の目となりそうですね、今から楽しみです!

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■第六位■
【鹿三郎/ROKUSABURO】
タッセルローファー

前回の総選挙ではまさかのTOP9入りを逃した「鹿三郎」ですが、やはりただ黙って指をくわえているだけのモデルではなかったようですね! 昨年春、ラスト(木型)をこれまでのR2010Sから「R2021S」にリニューアルし、さらにグレインレザー×ラバーソール仕様と、これまでのクリーンな佇まいから一変、正統派ながらもタフで無骨な表情にガラリと生まれ変わったことが功を奏しましたね! 昨年秋にはスムースレザーも改めて再デビューし、選べる楽しみが益々増えた「鹿三郎」、第六位入賞おめでとうございます! そしておかえりなさい!

▼「鹿三郎」コメント▼
「いつも三陽山長を応援してくださる皆様、総選挙にご参加くださいました皆様、本当にありがとうございます! 前々回振りに総選挙に戻ってこれました! 一昨年、我々革靴は中身で勝負と意気込み、ラストをR2013からR2010Sにリニューアルしたのですが、これがなかなか思うように成果に繋がらず・・・それならばいっそすべて変えてしまおうと、甲革をスムースレザーからグレインレザーへ、底材をレザーからラバーへ、そしてラストをR2010SからR2021Sへと、我ながらかなり大胆にイメチェンしてみました! 最初は自分でも戸惑うくらいの変化で正直緊張していたのですが、改めて日の目を浴びると沢山の革靴愛好家の皆さまにご支持いただけて、今となってはスムースレザーも再デビューを果たしています。これもひとえに、変わらぬご愛顧をいただくオーナー様のおかげに他なりません、感謝しかないです! この気持ちを忘れず、今年も一年間全力で頑張りますので応援宜しくお願いいたします! ありがとうございました!」

前回の総選挙では第十一位と悔しい思いをした「鹿三郎」が、順位を一気に5つも上げてランクイン! 底力を見せつけてきましたね! タッセルローファー自体、アメリカでは“弁護士の靴”とも呼ばれておりますので、その性格はいたって真面目。実直に、誠実に、確実に、ゆっくりでもいいから前を向いて一歩ずつ進み続けた結果、見事に第六位に返り咲いた「鹿三郎」、今年はどんな飛躍を遂げてくれるのか期待せざるを得ませんね!

5-1.源四郎BK_1080×1350.jpg__PID:a488e219-f325-4ccd-8dde-431bf4aada76

■第五位■
【源四郎/GENSHIRO】
ダブルモンクストラップ

三陽山長“始まりの一足”として、ブランド創業当初から一度もレギュラーメンバーから外れることなく展開され続けている「源四郎」がTOP5一番乗りです!脱ぎ履きのし易さはもちろん、幅広いシーンで履きまわせる汎用性、そして、時代の変化に的確にフィットする三陽山長きってのユーティリティープレーヤーが盤石の強さを見せました!
▼「源四郎」コメント▼
「前回の総選挙に引き続き、今回も第五位に選んでいただきました源四郎です。今回も引き続き私も選んでくださった皆さま、そして、日々私も生み出し続けてくださる浅草の靴職人の皆さま、この場をお借りして深く御礼申し上げます。前回、前々回と、『チーム"介"』を率いる友之介主将と切磋琢磨してきましたが、今回もTOP5に名を連ねることができ嬉しく思います。とはいえ、第一回大会は三位、第二回大会は二位と、今よりもさらなるご評価をいただけておりましたので、やはり現状に満足することは決してありません。原点回帰、またイチから出直してくるくらいの気概で今年一年は勝負に徹しようと思います。ベテランの意地、見せつけてやります!」

本人はやはり現状にまったく満足していないようですが、今回の総選挙はこれまでとは比較にならないほどの接戦です。実際第五位から第三位までは僅差で、その順位は年末ギリギリまで毎日のように移り変わっておりました! ただ、やはりそこは創業当初より一度もレギュラー落ちすることなく、その身の全てをブランドに捧げてきたからこそのプライドでしょうか、多大なる熱意と覚悟をヒシヒシと感じるコメントでしたね。“万能な一足”と言われるほどの天才肌であっても努力は一切欠かさない「源四郎」、今年は大暴れする予感がします!

6-1.匠友二郎BK_1080×1350.jpg__PID:72aec98a-abd8-44fb-b285-117ae76f29f3

■第四位■
【匠 友二郎/TAKUMI TOMOJIRO】
ストレートチップ

目指すのは、新基準の本格靴。三陽山長の上級ライン「匠」シリーズは、ニッポン靴の新しいスタンダードを創るという目標を掲げて生み出されました。品質本位、丁寧実直な靴作りをひたむきに貫くニッポン靴職人の技術は、世界の一流ブランドと比べてもなんら遜色がありません。手から手へ、人から人へ、脈々と受け継がれてきたニッポンメイドの美学。その新境地を開拓し続ける「匠」シリーズの筆頭モデル「匠 友二郎」が堂々第四位にランクイン!

▼「匠 友二郎」コメント▼
「この度、第四位に選んでいただきました、マスターピース友二郎氏の上位互換モデル、匠 友二郎と申します。まずは、第一回大会から一度もTOP5入りを逃すことなく、皆さまにご満足いただけたことが一番の誇りです。この場をお借りして、深く御礼申し上げます。僭越ながら『チーム"匠"』の筆頭を任されている私ですが、昨年は最上級シリーズの『チーム"極"』が新たに結成され、ひとつ思うことがございます。匠、極、いずれのモデルにも採用されている“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”の素晴らしさをもっと多くの皆さまに知っていただきたいのです。我々『チーム“匠”』が目指すのは、新基準の本格靴。いずれは「匠」がスタンダードモデルとなるよう、今後も身を粉にして邁進する所存です。ニッポンメイドの矜持を胸に、今年も引き続き皆さまにご満足いただけるよう精進いたします」

前回第二位の「匠 友二郎」がここでランクイン! 今回の表彰台、早速顔ぶれが変わることが確定いたしました! とはいえ「匠 友二郎」の支持率の高さは折り紙付き。「匠」仕立てと称される“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”をはじめ、シームレスヒールや半カラス仕立て、より精緻なステッチなど、熟練靴職人の方々の手仕事によって優雅な外見はベーシックラインとは一線を画します。まだ見ぬ高みへと三陽山長を押し上げ続ける「チーム"匠"」、昨年秋に新メンバーが加入したのは記憶に新しいですが、今年も早速「匠一郎」が同チームに昇格してきました! もっと美しく、もっと心地よく、もっと贅沢に。そんな想いを職人と共有し続ける証を、今年も証明してくれることでしょう!

「令和五年度三陽山長総選挙」の結果発表。遂にトップ3の発表を残すのみとなりました。まず最初に上り詰めたのはこのモデル!

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■第三位■
【友之介/TOMONOSUKE】
ストレートチップ

今回の総選挙初の“スクエアトゥ”が見事第三位に輝きました! ラウンドトゥラストにランキングを独占されていましたが、やはりここで「チーム"介"」「チーム"也"」を束ねる総監督が意地を見せました! とは言いつつも、この結果は必然でしょう。なぜなら、三陽山長史上最も洗練された造形美をその身に宿しているのですから。見事第三位に輝いたのは「友之介」です!

▼「友之介」コメント▼
「前回の総選挙は第四位と、二年連続の表彰台は叶いませんでしたが、今年リベンジ出来てまずは安堵しております。第三位、本当にありがとうございます。世の流れにはなかなか逆らえず、前回同様『チーム“郎”』にランキングを独占されておりますが、なんとか一矢報いることは出来たのかなと思っています。しかし、2005年のデビューから丸18年が経っても未だに三陽山長の中で最も洗練された造形美と謳われている以上は、今年も引き続きスクエアトゥの復権に全力を注いでいきます! 打倒『チーム“郎”』を掲げて走り続けます! 昨年は『チーム"匠"』に匠 琴之介さんが久方振りに復刻を果たし、戦えるメンバーは揃いつつありますので、我々の最大の持ち味であるキレを全面に打ち出して日々オーナー様の装いを足元から洗練させていきます。皆さま、これからも応援宜しくお願いいたします!」

4年連続で上位にランクインする「友之介」、ふたを開けてみれば総選挙開催以降一度も四天王の座を明け渡すことなく、熾烈な上位争いを制し続けています。継続は力なりをその身一つで具現化している実力派です。常に上を目指し続けるストイックな「友之介」の姿勢は、「チーム"介"」のみならず「チーム"也"」を含めたスクエアトゥメンバーを全員を常に鼓舞し続けています。昨年も獅子奮迅の活躍を見せてくれた後ろ姿を、すべてのメンバーが見てきました。流麗な造形美とキレをその身にまとう三陽山長の切り込み隊長、今年の活躍も期待大です!

美と楽を高次元で両立したドレススニーカー。前回の総選挙より「チーム"柔"」としてエントリーしておりますが、正直グッドイヤーウェルト製法の本格派と比較すると、やはり堅牢度や長く愛用する点で言えば劣るのは事実です。しかし、それを有り余る快適性と圧倒的な軽快さでものの見事にカバーし、見事第二位の座に就いたのはこのモデル!

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■第二位■
【柔二/JUJI】
ストレートチップ

今回の総選挙では2モデル目となる「チーム"柔"」からの表彰です! 名実ともにシーズンを追うごとに着々とファンを拡大し続けている新興勢力は、我々の予想を遥かに上回るペースで支持率を上げてきていました! ドレスニ筆頭の「柔二」は何を語るのか、コメントを聞いてみましょう。

▼「柔二」コメント▼
「この度総選挙第二位にお選びいただき誠にありがとうございます! 前回の総選挙よりエントリーさせていただいたばかりの若輩者の私にとっては身に余る光栄です。ここにお集まりの皆さまでしたらご存知の通り、その身に“友”か“二”の字を与えられるモデルは三陽山長の看板モデルであるストレートチップを意味します。その名に恥じない働きと実績が求められる、ブランドの要となる立ち位置です。そして、私には“二”の字が与えられています。前回も申し上げた通り、グッドイヤーウェルト製法の面々とは作りも性格も全く違う私ですが、その佇まいと流麗さは彼らから譲り受けていますので、中途半端な結果ではメンバーにも失礼に値すると思い、昨年も全力で走り続けてきました。私の最大の魅力は、一見すると本格紳士靴ながら、それとは相反する柔らかな履き心地とフィット感、超軽量なコンフォート仕立て、そして雨にも負けないはっ水性がウリです。バックトゥオフィスや年間雨量の多い日本の気候も味方し、第二位という素晴らしい評価をいただけました。今年は自分が置かれている立場を自覚し、ブランドを牽引する存在となれるようもっと成長したいと思います。 総選挙第二位、本当にありがとうございます!」

前回の総選挙でも初登場で第三位という快挙ではありましたが、今年はそこからさらにひとつ順位を上げた「柔二」。確か前回のスピーチで『今年(令和五年)はさらなる飛躍をここで誓います!』と言っておりましたが、有言実行を果たしましたね! 素晴らしいです! 「友之介」「匠 友二郎」「源四郎」といったブランドを代表するメンバーとの熾烈を極める接戦を制し、見事第二位の座を実力で勝ち得たことは、きっと「柔二」の自信と自覚に繋がったことでしょう。総選挙第二位、おめでとうございます!

いつの日か、この絶対王者に勝るモデルは出てくるのでしょうか・・・二位以下と圧倒的大差をつけ、もはや当たり前のように玉座に座る三陽山長のマスターピース。「友二郎」といえば三陽山長、三陽山長といえば「友二郎」と、もはや主従関係が逆転しても不思議ではないほどの知名度と人気の高さを改めて証明してくれました!

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■第一位■
【友二郎/TOMOJIRO】
ストレートチップ

前人未到の四連覇達成。その強さの前には「友二郎」以外の四天王が束になっても敵わないほどの実力差がありました。しかし、トップセラーの座に君臨し続けることは並大抵の努力では実現できません。しかも「友二郎」の場合はブランド創業以来、20年以上に渡りその座を明け渡すことなく、常にメンバーにその背中を見せ続けているのです。定番にして王道、入門編にして最高峰。ブランドの要として今回も見事に王者に輝きました!

▼「友二郎」コメント▼
「昨年のみならず、ブランド創業以来より数多のオーナー様よりご支持いただき、今回も第一位という最高の栄誉と評価をいただけたこと、深く、深く、感謝申し上げます。そして私と共に、昨年も一年間全力で戦い続けてくれた仲間たちへ、この場をお借りして改めて“ありがとう”とお伝えしたいです。絶対王者、マスターピース、最高峰など、多方面から称賛の声をいただけるのは大変嬉しいのですが、私がこの地位を守り続けられるのは一緒に戦ってくれる、切磋琢磨することができる仲間たちがいるからに他なりません。今回急成長を遂げた『柔二』、三陽山長の切り込み隊長として常に最前線に立つ『友之介』、世界の逸品を相手に一歩も引けを取らない『匠 友二郎』、他にも自慢の戦友たちが三陽山長にはおります。日本最高峰で留まることなく、世界の有名ブランドに肩を並べられるよう、今年も誇らしい仲間たちと共に誠心誠意皆さまを装いを足元から格上げさせていただきます。引き続き、三陽山長への変わらずご愛顧を宜しくお願いいたします」

紳士靴の基本の“き”、それは漆黒をその身に纏う「ストレートチップ」に他なりません。多様なファッションやトレンドが闊歩する現代においても、改めて結果を見ると三陽山長の四天王は全メンバーが「ストレートチップ」でしたね! その中でも圧倒的な輝きを誇る「友二郎」が、見事四連覇を達成いたしました! 当然、たゆまぬ努力の結果がもたらした最高の栄誉であることは間違いありませんが、それでもなお「友二郎」はこの地位を得られたのは仲間たちがいるからと断言していました。絶対的な実力をもちながらも、圧倒的な懐の深さも持ち合わせる、いつの時代も変わらずに輝き続けられるのはこういった謙虚な姿勢と感謝の気持ちを忘れないからなのでしょう。今回も違いを見せつけた「友二郎」に盛大な拍手を!!

「令和五年度 三陽山長総選挙」の本選はこれにて終了いたしますが、次回は番外編「お客様誂え靴部門」より上位モデルTOP3をご紹介いたします。昨年も本当に多くのオーナー様が特別な誂靴を仕立ててくださいました。世界で一足、自分のためだけに作られる至高の一足、そんな素晴らしい一足のベースモデルに数多く選ばれたのは誰なのでしょう! 発表を楽しみにお待ちくださいませ。

▼過去の総選挙結果はこちら▼

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